”2010年ドリが日本を色どります”

【ねぇ/DREAMS COME TRUE】切ない歌詞の意味は吉田美和の過去と関係してる?!MVありの画像

2010年の「赤ドリ」

2010年6月30日にドリカムが’’2010年ドリが日本を色どります’’と題して発売した赤どり「ねぇ」。

この曲は、楽曲の背景を知らない人が聴いても悲しさを共感させられるナンバーです。

「赤ドリ」「青ドリ」と題した2週連続で行われた新曲のリリースのインスピレーションは、ビートルズの「赤盤」「青盤」からヒントを得たドリカム盤!

資生堂の「TSUBAKI」のイメージソングであった楽曲は商品のカラーコンセプトにもマッチしたものという狙いがあったようです。

2010年「青ドリ」

【ねぇ/DREAMS COME TRUE】切ない歌詞の意味は吉田美和の過去と関係してる?!MVありの画像

2週連続で発表された新曲の第2弾はテーマ「青ドリ」の「生きてゆくのです♡」。

この楽曲は30周年を迎えるポカリスエットのタイアップで、日本の皆様の身体と心がもっと生き生きするキャンペーンを掲げたテーマソングでした。

もちろんポカリスエットのシンボル色「青」を意識して「青どり」と名付けられたことは言うまでもありません。

映画「FLOWERS」の主題歌「ねぇ」

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主演
蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/FLOWERS_-フラワーズ-

主演は、当時は映画ドラマでは常に主役級を務める売れっ子女優ばかりのそうそうたる顔ぶれ。

この映画は資生堂が制作や特別協賛として関与していたこともあり、主演の6人は全員資生堂「TSUBAKI」のCMにも出演しています。

映画のストーリーは、昭和初期から現在に至るまでの4世代の娘と母、両親、姉妹、母と子のそれぞれの生き方を描いた作品。

「ねぇ」歌詞紹介

わかるよその気持ち
名前 呼んでみる時の
心が 死んでいくような 引き裂かれるような 気持ち

わたしも通ってきたから
同じとこで つまずいて 泣いたから

出典: ねぇ/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人

2010年の「ねぇ」は実は、吉田美和が内縁の夫を2007年に亡くし辛い経験を元に書かれた歌詞であることが分かります。

亡くなった彼の名を呼んでも、返事はなくやりきれない淋しさと辛さで心が引き裂かれそうになります。

わたしも通ってきたからと言えるのは、吉田美和の中で彼の死去がだんだんと過去になりつつあることを示しているよう。

同じ経験をした人と気持ちを分かち合いたいという感情移入が感じられるパート。

思い出でいっぱいの服

ねぇ、どのポケットも思い出でいっぱいのその服に
あえて 手を通そうよ
もう一度 着てみたら
案外 似合わないことに 気づくかもしれない

出典: ねぇ/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人

彼と一緒に出掛ける時は、とっておきの洋服を着ていきたいという女心は誰しもありますね。

彼が似合ってると褒めてくれたその服は、辛すぎて着ることができなかった。

でもあれから時が経って、思い出に浸ってもいいんじゃない?と着てみると、こんな感じだったかしら?とその服がもう似合わない自分がいることに気が付きます。

それは、彼との思い出も洋服も似合っていた自分も、全て過去になってしまったから。

彼が自分の生活から居なくなって、実は随分と時が経っているのかもしれない。

こうやって、過去にしがみついてたらいけないのかも?と気づかされる瞬間だったのではないでしょうか?

もうだいじょうぶ

だいじょうぶ
もう最悪の時は 過ぎているから

出典: ねぇ/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人