リリース情報

2020年4月に発売

DREAMS COME TRUE【G】歌詞の意味を解釈!求めるものはどこにある?伝えたい思いを紐解くの画像

 【G】は2020年4月にリリースとなった楽曲です。

ドリカム54枚目のシングルとしてリリースされました。

抱き合わせとなっている楽曲【YES AND NO】

同曲を含め2曲を収録したシングルとなっています。

ちなみに【G】というアルファベット1文字という奇抜なタイトルの同曲。

これにはきちんとした理由があります。

1つはガンダム「Gのレコンギスタ」という作品の主題歌に起用されたという点。

ちなみにGガンダムの頭文字でもあります。

さらに同曲は地球を俯瞰するような、スケールの大きい楽曲です。

はるかな宇宙に想いを馳せてしまうような、そんなサウンド。

そんなサウンドから連想されるのは、「引力」を表す「G」という単位です。

地球上の人間に平等に降り注ぐ「Gravity(重力)」

そして主人公が自らを目標へと引き付ける「引力」。

こうした「力」を示す「G」もまたタイトルの由来となっているのではないでしょうか。

ガンダム「Gのレコンギスタ」の主題歌に起用

DREAMS COME TRUE【G】歌詞の意味を解釈!求めるものはどこにある?伝えたい思いを紐解くの画像

ガンダム「Gのレコンギスタ」の主題歌に同曲が起用されていることをご紹介しました。

これは富野由悠季総監督が送る、劇場版ガンダムの最新作です。

第1部の大ヒットを受けて、満を持して公開となった作品といえます。

ちなみに富野由悠季総監督は以前、ドリカムの中村正人と共演したことがあるのだとか。

そして今回のオファーは富野由悠季総監督本人自らが決定しました。

ポスターの原案を見て、これを表現できるのはドリカムだけだと確信。

ドリカム中村正人もまた富野総監督のクリエイター魂には兼ねてより感激していたそうです。

このように監督とドリカムが双方に手を取り、同曲の企画が発足しました。

同曲は「Gのレコンギスタ」のためだけに書き下ろされたといっても過言ではありません。

そのため歌詞も曲調も、非常にガンダムの世界観とマッチしています。

曲の背景

「Gのレコンギスタ」とリンクする歌詞

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even Shakespeare musta tasted fear or shed a tear
on this rolling sphere / there's no way to make everything clear

出典: G/作詞:吉田美和 作曲:中村正人

楽曲の背景は、まさに「Gのレコンギスタ」の世界観が反映されています。

舞台は宇宙戦争が終焉した後のこと。

地球の全エネルギーを宇宙から集めてまかなっているという世界観です。

そのため人類は専用のモビルスーツを纏い、宇宙と地上を行き来します。

宇宙からエネルギーを集めるコアの部分を守るのが「キャピタル・ガード」と呼ばれる部隊。

主人公はそのキャピタル・ガードの候補生のベルリ・ゼナムといいます。

物語はこの主人公を中心に展開していきます。

そして同曲もまた「僕」という一人称視点の歌詞です。

このことから、主人公の想いを表現している曲といえます。

主人公の葛藤

夢か本能か欲望か 優柔不断化優しさか
リーダーシップ強引か

出典: G/作詞:吉田美和 作曲:中村正人

主人公の立場はキャピタル・ガードの候補生です。

つまりまだ一人前ではありません。

年齢も若く、迷いもあります。

そんな彼の成長もまた、楽曲のテーマの1つでしょう。

周囲を見渡して、徐々に大人になっていく主人公。

その中には深い葛藤や挫折も付き物です。

割り切れずに苦しむことも少なくありません。

宇宙スケールの楽曲といえど、1人の人間である主人公にもフォーカスされています。

主人公の人物像

満足いかない日常

モビルスーツは進化するのに 僕はどうだ

出典: G/作詞:吉田美和 作曲:中村正人