絆なんて消えてくもんで 大都会なんて無人島で
初めましてが最初で最後の言葉の出会いばかり
繰り返してる
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
大都会というとどこに行っても人がいるという場所を想像します。
必然的に人と関わることも多くなるでしょう。
しかしずっと深い関わりを続けていく人は、実際にはそんな多くありません。
1度きりしか会わなかった人っていると思います。
大都会で生活するうえでは顔を合わせないといけないこともあるでしょう。
そこから何も始まらず終わることの繰り返し。
そんな出会いに意味はあるのだろうか。
当たり前ですが会った人全員と深い関係になんてなりません。
そこまで深くない絆は時間と共に消えていくもの。
大都会でも気持ち的には無人島にいるのと同じで、独りぼっちで心の虚しさみたいなものを表しています。
自分たちが生きる社会に対する皮肉も込められたフレーズではないでしょうか。
みんなが考えさせられるメッセージです。
孤独からな気持ちから抜け出すのは友人からの言葉だった
他人からすれば幸せそうに
何も満たされてはいない時
あいつの一言で
この宇宙で何を探してたか分かったんだ
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
周りから見れば充実して幸せに見えるかもしれない自分たちの環境。
UVERworldは大きいステージでライヴをしたり、新しい曲を出したり。
テレビにもでるし雑誌にも載ります。
外から見れば成功して羨ましいなと考える人も少なくありません。
でも実際は満足できることなんて何もなかった。
あいつの一言で自分にとって何が本当に大切なことなのかわかったとあります。
ここでの「あいつ」はヴォーカルのTAKUYA∞の友人のことです。
このことは様々なメディアで公言しているのでご存知の方もいるかもしれません。
友人からどんな言葉をかけられたのか。
そして、そこから見つけた答えとは。
それはこのあとの歌詞にメッセージがたくさん込められてました。
友人からの言葉で見出した価値観による答え
本当に大切にするものとはなにか気づかせてくれた
今おまえの周り 集まる人だかり
それもいつか去り 一人きりになり
俺だけ隣で寄り添う そんな未来も楽しみさ
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
今UVERworldにはメンバー、仲間、ファンといったたくさんの人たちがいます。
でもいつかUVERworldが終わったら、そんな周りにいる人たちと会うことがなるかもしれません。
もしそうなったら、俺だけは隣にいよう。
きっとこんなことを友人から言われたのでしょう。
そんな未来も良いじゃないかと。
そこで、気づいたのだと思います。
いろんな全てのことが終わっても一緒にいてくれる存在が何より大事にするものなんだと。
そして、そんな未来も楽しみだと友人からの言葉に対してのアンサーフレーズにもなっています。
友人の言葉はいつだって自分のなかにいる
Stand by me
未だに俺も生きるべきか 死ぬべきか考える
お前の事思い出すと 踏みとどまれるよ
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
今でも迷ったり悩んだり悔しいことがあって、その度にやめてしまおうと考えることがある。
でもそんなときに、大切なことに気づかせてくれた友人を思い出す。
そうすると、それじゃダメなんだと思い留まれる。
UVERworldがなくなったってお前の価値がなくなることはないとでも言ってくれたのでしょうか。
「俺はお前のそばにいるぞ」と言ってくれたから生きようと思うのだと歌っています。
1つでも生きる理由があるとすごく強くなれるし、どんどん前にも進めます。
孤独や寂しさを感じることなく生きていける
生きてゆくほど 愛するものが増えてゆく事ばかりなのに
生きてゆくほど 失うことの方が増えてゆく
そんなもんだろうけど
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
生きていれば大事にしたいものは増えていくものです。
1人の大切な人ができたら、その人との思い出はいくつもできるでしょう。
人との別れはいつどんな形で来るか分かりません。
大切なものができると失うことの方が多くなるということを歌っています。
これは仕方のないこと。
そこで、「そんなもんだろうけど」のフレーズの「けど」が大事です。
ここでの「けど」は投げやりになっているのではありません。
大切なものができて、それ以上に失うものができるのは嫌なのは確かなこと。
でも、大切なものが1つでもあれば乗り越えられる。
もう友人のおかげでその術を知っているから大丈夫という意味が込められています。
そしてこのあとに続く歌詞がとても大事になってくるので要注目です。
決意が込められた感動のワンフレーズ
今おまえの周り 集まる人だかり
全てが離れてしまった日も
俺だけ隣で寄り添う そんな未来は保証するぞ
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
ここでも友人からの言葉に似たフレーズが使用されています。
しかしここでは完全に自分の言葉としてのメッセージが込められているんです。
周りの全ての人が離れてしまう日がくるのは、自分だけじゃなく友人も同じ。
でもそうなったとしても、俺はお前とずっと一緒にいるぞと言っているんです。
もう迷うことのない決意が感じられます。
前に感じてた孤独感は前の自分の価値観から来るもの。
もうそれは払拭して友人と同じ立ち位置で伝えています。
最後のフレーズはどんな言葉よりも強く、重みが感じられる言葉です。