shook me all night long
Yeah you shook me all night long
彼女は俺に一晩中、衝撃を与え続けてくれた
そうだ
彼女は俺に一晩中、衝撃を与え続けてくれたんだ
出典: You Shook Me All Night Long/作詞:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn 作曲:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn
タイトル部分であり、曲のサビ部分でもあります。
もはや解説が必要ないほどのシンプルな歌詞ですね…。
しかし、一晩中持続する彼女の体力に圧倒されてしまいます。
そして、その魅力の前で為すがままの語り手である彼。
もしかして枯れ果ててしまうのではないか?と心配になってしまいます。
けれども、若い二人であるのか心身ともに絶頂のよう。
ときには後先のことなど考えずに今を生きる瞬間も、人間には必要でしょう。
そしてそんなときに、AC/DCのようなロックミュージックは我々の側にあるのではないでしょうか?
彼の復活劇とは?
彼女は生産工場!
Working double time
On the seduction line
She was one of a kind, she's just mine all mine
彼女はまるで
男を誘惑する工場でめちゃめちゃに働いてるみたいだ
彼女のような女は他にはいない
彼女は俺のものだ
彼女のすべては俺のものだ
出典: You Shook Me All Night Long/作詞:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn 作曲:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn
“seduction”は「誘惑」、“line”は「工場」の意味です。
なんともクレイジーな例えの表現ですね。
こんなにも自分を誘惑してくるその魅力は、まるで大きな音をたてて生産活動する工場のようだと。
それとも、彼女はその工場の働き手であって、工場自体は彼の股間にあるものを指していそうです。
「生産する」となるとそちらを工場に例えているほうがつじつまが合いますね。
彼女の虜になってしまい、その所有権を主張する彼。
もしもそれほどの女性が目の前にいたのなら、男なら彼と同じような主張をしてしまうでしょう。
再戦のとき…
Wanted no applause
Just another course
Made a meal out of me and came back for me
Had to cool me down
拍手なんかいらねぇよ
それは別な料理になっちまうじゃねぇか
料理には俺がなるんだ
そして俺は戻ってきた
さて、冷静にならなきゃな
出典: You Shook Me All Night Long/作詞:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn 作曲:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn
彼女のことを独占すべく、あらゆるオーディエンスを排除しようとしています。
この、自分にとっての素晴らしい出来事にたいしての、賞賛すら欲していない有頂天の彼。
もしも他の人間が介入してくるようなら、それは自分以外の相手の登場となるやもしれません。
彼は決してそのようなことは是としないのです。
と、考えているうちに気力が戻ってきて再戦するための会場へと向かいます。
ここからはまた彼女とのことにだけ集中するために、一度自分をクールダウンさせようとしていますね。
彼の独占欲と、彼女と全力で向かい合おうとするストイックな姿が印象的です。
かつてのメジャーヒット作品
To take another round
Now I'm back in the ring to take another swing
'Cause the walls were shaking
The earth was quaking
次の戦いのために俺は戻ってきた
このリング上であらためてスウィングするために戻ってきたんだ
そうして壁も揺れ出した
地球さえも一緒に揺れ出したんだ
出典: You Shook Me All Night Long/作詞:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn 作曲:Brian Johnson,Angus McKinnon Young,Malcolm Mitchell Youn
まるで精魂尽き果てることのないかのような彼の復活劇です。
“swing”はジャズの代名詞単語ですが、ロックンロールなどでも用いられます。
そもそもロックンロールとは“rock and roll”のこと。
男性が腕などで女性を動けないようにして(“rock”)、こちらは腰を動かす(“roll”)という意味です。
他にもロカビリーなど、アメリカで発展したブラックミュージックの根底にはこれがあります。
AC/DCの曲も、「あの娘と仲良くなりたい!」とか「最高だった!」とかそういったものばかり。
今となっては下火になってしまった文化がここには存在していました。
最後に
【You Shook Me All Night Long】のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はAC/DCの名曲【You Shook Me All Night Long】を扱ってまいりました。
男のシンプルな欲望が歌詞に全面に出ていましたね。
このアルバムが世界で3番目に売れたという事実とともに聴いてみてはいかがでしょうか。
さてOTOKAKEでは他にもAC/DCをはじめとした有名アーティストの記事が目白押し!
そんな中からいくつか記事をご紹介して、この記事を閉じたいと思います。