和楽器バンドとは?

『雨のち感情論/和楽器バンド』はデビュー◯年目に出した初のCDシングル!発売背景を徹底解剖!の画像

和楽器バンドの公式Webサイトでは、自らを「詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた 新感覚ロックエンタテインメントバンド」と紹介しています。

確かに見た目、コスプレイヤー集団のような。和のテイストにロックを感じさせるモノトーンで統一された衣装は、アニメか何かから飛び出てきたようないでたちです。

結成の道のり

和楽器バンドの本格的なデビューは2013年3月。詩吟の師範でボーカル担当の鈴華ゆう子(すずはなゆうこ)の一声で結成が決まりました。

『雨のち感情論/和楽器バンド』はデビュー◯年目に出した初のCDシングル!発売背景を徹底解剖!の画像

彼女の「伝統芸能をよりポップに世界へ広げたい」という願いは、その頃すでに各動画サイトで数多くのVOCALOID楽曲をカバーし、デビュー前から人気を集めていた同バンドがメジャーな世界へ踏み出す第一歩となったようです。

この時のバンド名は「鈴華ゆう子with和楽器バンド」でしたが、その後メンバーの入れ替えなどにより、現在のバンドメンバーに落ち着きます。

2014年1月には初の単独ライブを渋谷Club Asiaで開催。このライブでバンド名を改名し、「和楽器バンド」となることが発表されました。

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メンバーはそれぞれ何してる?

和楽器バンドのメンバーはそれぞれが単独でパフォーマーとして活躍しているほか、和楽器バンド以外での活動も行っています。

それぞれが担当パートのプロですし、和楽器バンドに限らずほかのバンドでも、バンドの掛け持ちということはよくある話です。

メンバーの詳しいプロフィールなどは公式Webサイトをチェック!

詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた、新感覚ロックエンタテインメントバンド。「日本人にしか表現出来ない音楽エンタテインメント」を海外に向けて発信。

『千本桜』について

『千本桜』と聞いて、一体どのアーティストを思い出しますか?

 初音ミクを思い浮かべたほか、「ラスボス」を思い出した方もいるのでは?

 そうです、演歌の大御所・小林幸子が2015年紅白歌合戦特別枠で出場し、歌っていました。

 紅白連続出場を重ねていた小林ですが、元マネジャーと夫との確執などが取り沙汰されてから連続出場が途切れ、ほぼ紅白との関係が絶たれたと思っていた矢先の出場だっただけに、ニコ動での活躍ぶりをほうふつとさせる演出には、度肝をぬかれたものです。

この楽曲、和楽器バンドももちろん演奏しています。YouTubeにアップロードされた『千本桜』の再生数は約6000万回(2017年中旬時点)を突破

このほか、各動画サイトで多くのVOCALOID楽曲をカバーし、そのミュージックビデオが数百万再生を稼ぐなど、デビュー前から人気を集めていたのです。

和楽器バンド『千本桜』

満を持してのデビューと言って過言ではないですね。その後も彼らはVOCALOID楽曲に加えアニソンアニメーションの主題歌、挿入歌の総称)を世に送り出しています。

ビジュアルもまるで二次元の世界から飛び出してきたようなイメージを大切にしているのは、まさに彼らの活動の場が動画サイトやアニメに密接に関係しているから。

世界観を維持し続けるための努力のたまものですよね。

『雨のち感情論』概要

ほぼ動画サイトでは名の知れた彼らですが、結成4年半にして初のCDシングル雨のち感情論』を2017年9月6日にリリース。この楽曲の背景を探っていきます。