「モノクローム」は13枚目シングルにして初のドラマ主題歌
2005年のコカ・コーラCMソング「Dreamland」によりお茶の間に名を知られるようになったBENNIE K。
その3年後の2008年に、13枚目のシングル「モノクローム」をリリースします。
こちらはドラマ「貧乏男子 ボンビーメン」にタイアップ。
まさにジャケット通り、これまでの苦労が実って「サクラサク」となったおめでたい曲ですね。
ベストアルバムにも収録!
小栗旬主演の「貧乏男子 ボンビーメン」はギャップが魅力
超お人よしの借金を抱えた大学生が、同じように借金を負う仲間と返済に悪戦苦闘しながら、お金とは何か、そしてお金より大切なものは何かを見出す社会派コメディ。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/貧乏男子_ボンビーメン
服を買うお金もないのか、新聞紙で作った洋服が痛々しい小栗旬。
しかし本人はどこ吹く風。笑顔でピースを決めています。
小栗旬は前年に「花より男子(リターンズ)」でF4の一員としてクールな役柄で出演。
経済的に恵まれたバックグラウンドを持つ花沢類を演じていました。
それが一転して「貧乏男子 ボンビーメン」では借金を背負う貧乏人になってしまったわけです。
人の魅力はギャップと言いますが、これはとんでもない差ですね。
主題歌となった「モノクローム」は一体どんな内容なのか、気になる読者も多いと思います。
まずはMVを御覧ください!
2人の路上ライブが熱い「モノクローム」のMV

警官とタイマンを張るCICOに脱帽
曲名を反映したモノクロの世界で構成されるMV。
DJをバックに、BENNIE Kの2人が通行人に向けて路上ライブを行います。
マイクを握りしめ代わる代わる歌うBENNIE K。
2人の絆の強さと、自分たちが発信する音楽に懸ける情熱が伝わります。
路上ライブとなると大抵は無許可で行われるもの。
警官に止められたら大人しく引き下がるを得ません。
しかしMVでは、警官の制止を振り切って路上ライブを続けるBENNIE Kの姿が。
あろうことか警官相手にキックまでしてラップを続けるCICO。
その心意気に思わず「姐さん!」と呼びたくなります♪
いつ観ても新鮮でパワフル、カッコ良いBENNIE K。
「もう一度彼女たちのライブが観たい」と願わずにはいられないMVでした。
次は歌詞を解釈していきます。
理由をつけて逃げてきた自分を反省
くだらない言い訳は
口にするつもりも無いけど
わかってたんだ
満たされるはずの無い事を
出典: モノクローム/作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K
物事が思うようにいかない時。みじめな状況に陥った時。
「こういうつもりじゃなかった」と思わず周囲に同情を求め、愚痴りたくなります。
しかし志の高いBENNIE Kはそんな言い訳はしません。
客観的にシビアに過去を分析。
「100%うまくいくとは思っていなかった」と冷静に振り返ります。
But I'm trying to fly
いつの日か
抜け出せる様な気がして
そう思いたくて
嫌気のさすこの日々を
誤魔化す事ばかりして
走ってたんだ
出典: モノクローム/作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K
現状に対する不満は誰もが抱くもの。
「やりたいことに時間を使いたい」「実現させたい夢がある」など願望を抱く読者も多いでしょう。
かといって日々の生活をないがしろにすることは出来ず。
抜け出すことは容易ではありません。
お酒、たばこ、SNS、ゲームなど辛さを紛らわす方法はたくさん揃っているのが現代社会。
憂さ晴らしをしてなんとかなってしまうのも事実。
「耐えていればいつか状況が好転するかも」と神頼みになったり成り行きに任せたり。
いつのまにか、自分の気持ちよりも人の顔色ばかり伺っていたりします。