Chubbiness(チャビネス)【じょんがら武士道(女剣士ver.)】MVを解釈！え？古坂大魔王？

今回のMVの最も特徴的な要素はモノクロの映像。

このことについては、度々触れてきました。

モノクロの魅力は、なんといってもシンプルなこと。

グラデーションを利用した鮮やかな色彩は、目を引きます。

しかし、本作では、全くそのような様子はありません。

アイドルらしくないMVといっていいと思います。

このように感じるのは、シックで、暗く、真剣な表情。

更にモノクロで映し出されているからでしょう。

アイドル要素を徹底的に排除したMV。

だからこそ、メンバー個人にフォーカスすることができます。

モノクロの映像は、シンプルで、余分な要素がありません。

そのぶん、武士を演じるメンバーの魅力がストレートに伝わります。

このモノクロの映像というのは、メンバーの魅力を最大限引き出すため。

フルバージョンのMVを鑑賞したとき、そう思いました。

実際に、指先や足元を見せ、赤いメイクも映える映像。

視聴者に対し、楽しみを感じるシーンを数多く用意。

まさにメンバーの魅力を強く感じることができるMVになっています。

本作の舞台は江戸時代であり、女剣士を描いています。

この舞台と設定も作品の世界観に入り込む上で、重要な要素。

本来は可愛らしいメンバーが、セクシーでクールに変貌しているMV。

メンバーの素の表情や、これまでの楽曲やMVといった作品。

これらを知っている人をも意識して制作されているのだと思います。

そんな表情を知っているほど、本格的な楽曲の世界観に入り込みづらいもの。

異なる世界観、非日常を感じる映像を見せ、視聴者を引き込む演出。

だからこそ、与えているシチュエーションや衣装、映像の非現実感。

視聴者に対して、明確に「何かが違う…。」という違和感を与えること。

この点は、楽曲の冒頭のメロディーにも共通するポイントです。

「いつもと違う」、「変わっている」という印象を敢えて与えること。

これによって、非日常に自然と入り込むことができます。

細部まで見事にこだわり抜かれた見事なMVだと思います。

最後まで妖艶（ようえん）でクールなメンバーを描いているMV。

そんな本作とは、裏腹にグループはアイドルらしく可愛らしい印象です。

グループのコンセプトは、「ぷに子が日本をHAPPYpooに」。

さらに、グループ名の「Chubbiness」は英語でぽっちゃりしている。

まるまるとしていてカワイイ子という意味があります。

設定されている掟は、やせてもダメ、太り過ぎてもダメ、やせすぎたら卒業。

とにかくクールという要素からは、程遠いように思えます。

このイメージからの脱却も、本作を描く上で重要な要素と考えられます。

デビュー5周年目にして発売した新たな一面の提示。

これからも挑戦を続けるグループの意思を感じます。

Chubbinessと古坂大魔王の本気が成し得るものだったと思います。

９人の個性や色を抑え、クオリティの高い本作。

今後の活動に対する意気込みを感じることができました。

いかがでしたでしょうか。

魅力溢れる楽曲である「じょんがら武士道(女剣士ver.)」。

これまでと異なるグループの一面に挑戦した楽曲。

「Chubbiness」は、2013年に結成以来、今まで全力で駆け抜けてきました。

デビューから5年目までの間に卒業やさまざまな活動。

多くの経験を重ねてきました。

次々に活動が実ってきた2017年から2018年。

ツアーやフェスへの出演も増えてきたグループ。

そんなグループが見せた新たな一面。

これからの活動に対する熱い姿勢を窺うことができました！

古坂大魔王のプロデュースであるピコ太郎について紹介しています。

彼女たちの活動への期待が更に高まると思います！

これまでと世界観が異なる「じょんがら武士道(女剣士ver.)」。

クオリティが高く、キャッチーなメロディーと洗練された映像。

これに加えて、プロデュースの面から話題を集めた本楽曲。

多くの人が「Chubbiness」知るきっかけにもなるでしょう！