すれ違い、彼女を顧みれなかった過去!
いつでも すれ違いで
毎晩 オレは仲間と
I'm out all night
置き去りの電話には
君からの最後の
不在着信
出典: APOLOGY/作詞:TEDDY/KUSH/B.I/BOBBY/ZERO/TA-TROW作曲:TEDDY/KUSH
付き合っている最中。
自分は彼女とすれ違ってばかりだったと思いだしています。
夜にはいつも、自分は仲間と出歩いていたのです。
彼女のことを顧みずに・・・。
確かに、『悪い男』感が出ている歌詞になっているでしょう。
聴く側としては、なぜもっと彼女を大事にできなかったのだろう。
短い部分ではあるものの、そう思ってしまうような歌詞で切なくなります。
彼女はそんな自分に電話をかけてきてくれました。
しかし、それを取ることもできません。
気づくと、電話には彼女からの不在着信の通知が残っていたのです。
それは、彼女の『寂しい』という叫びだったのかもしれません。
彼女の気持ちを思うと、本当に聴く側も切なくなる部分でもあります。
オレはもういないんだ!だから君も新たな恋をしてほしい
今日に限って 流れてるRadioから
二人でよく聴いてたあの歌が
まるで罪人のよう Run away
君はオレに叫ぶ Go away
いつかどこかで すれ違った誰かになる(から きっと)
散り行く桜も 花開く(また きっと)
儚く美しい夕焼けのよう 二人の思い出よ
立ち止まる君の背中 押すこと願う
出典: APOLOGY/作詞:TEDDY/KUSH/B.I/BOBBY/ZERO/TA-TROW作曲:TEDDY/KUSH
彼女を失い寂しさを抱えている、そんな日。
そんな日に限ってラジオからは二人で聴いていたナンバーがかかっています。
その曲を聴くと、罪人のように逃げまどいたくなるのです。
彼女にも『どこか行って!』と言われているかのように・・・。
もしどこかで会うことがあるかもしれない。
そんな時も、ただすれ違うだけ。
もう関係ない、知らない他人になるからと、自分を諫めていると考えられます。
そして、自分たちの恋は散ってしまったけれども・・・。
いつかきっと、お互いに新しい恋の花が開くだろうと言っているのです。
さらに、二人で過ごした思い出は、束の間の美しさがあったと懐古もしています。
また、彼女には止まることなく思い出を胸に秘めて欲しい。
それと共に前を向いて行って欲しいと願っているのでしょう。
君のことは満たせられないけれど幸せでいて欲しい
どうしても 言えなかった言葉
ゴメン 不器用で情けない姿ばかりでYeah
満たしてあげられない
こんなオレでも君の幸せ 祈ってる
出典: APOLOGY/作詞:TEDDY/KUSH/B.I/BOBBY/ZERO/TA-TROW作曲:TEDDY/KUSH
彼女に器用にできずカッコよくもできなかった。
そのことを、謝りたかったのだと感じます。
彼女の心を満たすこともできなかった。
けれども、愛した彼女には幸せであってほしい。
その願いが込められている部分であると考えられます。
この後は、サビの繰り返しがあるのです。
そして、サビの終わりにもある『守れないまま…ゴメンね』と結んでいます。
最も彼が言いたかったことは永遠を誓った約束が果たせなかった点なのです。
泣ける!?切ない『APOLOGY』のMVも観てみよう
MVはモノトーンの映像なのが主人公の心境を物語っている!?
『APOLOGY』を聴くと、曲調からしてもこちらにも苦しさが伝わってくるようです。
サウンドも多く使われているわけではなく、メンバー達の歌が際立ちます。
そうした点も、曲としての大きな特徴かもしれません。
メロディだけでも心に迫ってきて涙が出そうになるのです。
失って後悔をしている相手がいる方。
そして、失いたくない相手がいる方にも聴いていただきたいナンバーとなります。
失いたくない相手がいるなら、きっと『守らなければ』と思えるはずです。
筆者個人としましては、『今日に限って~』のからのラップ部分が胸に刺さります。
この部分の歌い方が、より苦しさを増幅させているように思えるからです。
曲そのものが切なくて苦しさを大いに表現している!
『APOLOGY』のMVは『Japanese Short Ver.』が公開されています。
特徴は、全編モノトーン調になっている点です。
これにより、より恋人との別れに対する後悔や謝罪の気持ち。
そういったものが表現されていると感じられます。
ますます、観る側の心に突き刺さってくるような仕上がりなのです。
そして、iKONのメンバーたちの寂し気な表情なども、切なさを醸しています。
また、途中で墓地のような場所が出てくる点も、物悲しさが表現されているでしょう。
この墓地は、彼の彼女への気持ちを置いていく再出発の場でもあるのでしょうか。
さらに、女性がメンバーを追いかけるようにして走るシーンがあります。
このシーンでは、いくら女性が追いかけても追いつけない。
まるで、男性が彼女を振り切って逃げているようにさえ感じられるのです。
きっと、歌詞の中の二人の別れはこの様な状態であったのかもしれません。
女性は男性のことを繋ぎとめたくて。
それでも、男性は彼女を振り返らずに去ってしまったとも考えられます。
胸が苦しくなるような、二人の関係性が伺えるのではないでしょうか。