そして自宅へ
夜の中央線、長い道
後方に流れる、暗い町
到着は十時三十分
誰かの所為でダイヤが乱れているらしいぜ
出典: 素晴らしい日々/作詞:荻野哲 作曲:時速36km
この場面では、どこかへ旅をしていたような1番とは変わって、主人公は自分の家へ帰るところのようです。
それはこの後の歌詞を見るとわかります。
ベルが鳴って飛び降りて改札に乗車券だけ流し込む
さっき見た街の星の一つ
扉を開けて右手、手探りだけで灯す
出典: 素晴らしい日々/作詞:荻野哲 作曲:時速36km
星とは電車から見えた家の窓の灯りのことです。
自分の家に着き、その星の一つとなる灯りをつける。
電車に乗りながら自分や様々な人々の生活に思いを巡らせてきた主人公。
目線を少し変えてみることで、自分の家の灯りも輝く星の一つなのだと気づくことができました。
住み慣れた自分の家に帰ってきたところで曲は終わります。
きっとこれからも日々の暮らしを嘆いたり、希望を見出したりしながら生活を続けていくのでしょう。
平凡な暮らしの中の希望
時速36kmの「素晴らしい日々」。
タイトルとは裏腹につらい毎日の暮らしについて歌った曲でした。
しかし、その中にも必ず希望を見つけることができるという強いメッセージが込められています。
歌詞は、まっすぐな言葉で綴られていながら、様々な解釈ができる奥深い内容。
ここにはその解釈の一例を書いてみました。
ぜひみなさんも自分なりに歌詞の意味を考えながら、曲をじっくりと味わってみてください。
andymori【すごい速さ】歌詞の意味を解釈!時間が速く過ぎ去るのはなぜ?日常の中で感じる熱とは - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
andymori(アンディモリ)の「すごい速さ」は2009年発売の1stフルアルバム「andymori」収録曲です。タイトルどおり疾走感あふれるナンバー!この曲の歌詞の意味に迫ります。
時速36km「素晴らしい日々」と同じように、日常の虚しさとその中にあるきらめきを歌った曲です。
速いテンポと爽快感のあるサウンドで、日々のつらさを吹き飛ばしてくれるような曲になっています。
ぜひ聴いてみてくださいね。
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