セリフにあるように、神様は更生をしない彼に愛想が尽きたようです。
そんな奴はここに留まることはできないんだ!
叱っても叱っても変わることのなかった主人公を追い出します。
天国にいたいなら、真面目に過ごしていなくてはいけないというわけです。
このあと主人公はどうなるのでしょうか。
追い出されたあとは…
そんなわけで おらは追い出され
雲の階段を 降りて行っただ
長い階段を おらは降りただ
ちょっと ふみはずして
出典: 帰って来たヨッパライ/作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング 作曲:加藤和彦
追い出されてしまえば、階段を降りないわけにはいきません。
行きと同じように、気が遠くなりそうなくらい長い時間を掛けて降ります。
一瞬で着くような場所ではないので、また精一杯降り続けるのでしょう。
4行目にある「ちょっと…」という部分で落ちる様子がわかります。
ここはどこなのか
おらの目がさめた 畑のど真ん中
おらは 生きかえっただ
おらは 生きかえっただ
出典: 帰って来たヨッパライ/作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング 作曲:加藤和彦
この歌詞を読み解くと、主人公は地獄に落ちました。
その理由は更生をしなかった彼のせいです。
2〜3行目にある歌詞は、意識が混乱しているのでしょう。
混乱しているのは、お酒を飲んでいたからだと思います。
普段、働かず飲んでばかりで家族に迷惑をかけていた主人公。
そんな彼を更生させようと、神様は説教をしてくれました。
ですがその説教をしても意味はなく、彼は追い出されます。
そして降りている途中に、飲みすぎていたため足を踏み外しました。
踏み外して落ちてしまったのですから、元の場所に帰れることはないのでしょう。
そのため、彼は地獄に落ちてしまいます。
畑があるのも、地獄で働きなさいという神様の言い付け。
最後に流れるお経により「生き返る」ということはないでしょう。
まとめ
ザ・フォーク・クルセダーズの【帰って来たヨッパライ】は教訓です。
その理由はいくつもあります。
- 主人公がお酒ばかり飲んでいる(悪い例)
- 叱ってくれる人がいる
- 自分の行動を改めないと地獄に落ちる(悪い例)
などの理由が、教訓のある曲なのではないでしょうか。
(悪い例)というのは、反面教師にしてほしいから。
怖い印象のある音楽や歌声により、これはいけないという意味を強調しています。
悲しくてやりきれない(コトリンゴ)曲×歌詞が現代でも心に響く理由とは?映画『この世界の片隅に』OP曲 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
戦時中の広島を描いた映画『この世界の片隅に』のOP曲として、話題になったコトリンゴが歌う「悲しくてやりきれない」。実は、この楽曲はとても歴史のある楽曲なのですが、現代でも心に響くということで多くのリスナーの支持を得ています。今回は、そんな「悲しくてやりきれない」を徹底的に紹介します。
ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲【悲しくてやりきれない】。
この楽曲をコトリンゴがカバーをしました。
やさしい歌声と心に響く歌詞が、時代を超えて様々な人に愛されています。
【帰って来たヨッパライ】とは違う、考えさせられる歌詞に注目です。
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