学園コメディアニメを盛り上げる一曲

ポルカドットスティングレイ【さよならイエロー】歌詞の意味解説!何に別れを告げる?大人への迷いを深読みの画像

学園コメディアニメ主題歌

「さよならイエロー」は「あはれ!名作くん」の主題歌として書き下ろされた曲です。

「あはれ!名作くん」はNHK Eテレ「ビットワールド」内で放送された学園コメディアニメになります。

この曲はゲーム音楽のようなキャッチーさが魅力です。聞いていて楽しくなる一曲に仕上がっています。

タイトルから感じる哀愁

その一方で、タイトルからは何かに別れを告げようとしている哀愁も感じられるでしょう。

歌詞に注目してみると、曲の楽しさとは別に大人に近づいていくことへの迷い寂しさが読み取れるのです。

さよならイエローとは何に別れを告げているのでしょう?

大人になる過程で生じる迷いとは何なのでしょうか。

これから歌詞を順番に読み解いていきます。

さよならイエローは何に別れを告げている?

タイトルで「何」に「さよなら」と告げているかを考えると、この曲の主人公の年齢も推測できます。

幼稚園や小学生のころ「黄色い帽子」をかぶって登校した経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

さよならイエローの「イエロー」は、この黄色帽子を指しているのではないでしょうか。

黄色帽子をかぶっていたのはまさに自分自身なのです。

つまり「さよならイエロー」は小学生だった自分にさよならを告げている曲と解釈できます。

誰と誰が出会ったのか

ロクデナシの僕?

6*6=36でなしの
僕が君と出会えたの

出典: さよならイエロー/作詞:雫 作曲:雫

6*6=36に続けて「でなし」を発音することで「ロクデナシ」と聞こえます。

歌い出しから主人公は自分のことをロクデナシだと言っているのです。

曲タイトルのさよならイエローが黄色帽子との別れを意味するのであれば、僕はもう低学年ではないのでしょう。

黄色帽子を脱いで大人に近づいた僕は、ロクデナシだと自分のことを揶揄している様子が見えてきます。

出会った奇跡

奇跡じゃない?じゃない?
笑っていてよ

出典: さよならイエロー/作詞:雫 作曲:雫

僕が君と出会ったことが奇跡じゃないかと問いかけています。

その後に「じゃない?」と重ねていることから、奇跡ではなく必然のことだとも感じ取れます。

出会いを奇跡だと思えるような人はどのような間柄なのか気になります。

そして、僕は君に笑っていてほしいと願っているようです。二人は親しい間柄なのでしょう。

大人の寂しさを思う