ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」のサウンドが心に突き刺さる！歌詞の意味を紹介

A post shared by ポルカドットスティングレイ (@polkadot_stingray) on Sep 2, 2017 at 10:16pm PDT

新世代、異色の個性派ロックバンドの代表格であるポルカドットスティングレイ。

ギターサウンドに主軸を置いた軽快なロックサウンドと、バンドの方向性、音楽性の鍵を握る紅一点のギターヴォーカル、雫の個性と才能が炸裂しているバンドといえるでしょう。

また、彼女を支える3人のメンバーも確実な演奏力、雫のハイレベルかつ常識をを覆すような発想に柔軟に対応する機転の良さを兼ね備えています。

ドラムのミツヤスカズマはそのタイトなリズムを常に崩すことはなく、安定したバンドサウンドの要です。

ウエムラユウキのベースは、縦横無尽に駆け巡るギターのフレーズをきっちりと締める役割を担っています。

そしてテレキャスターを自在に操るエジマハルシ、彼は通常のロックバンドではあまり見られないようなフレーズを次々と繰り出し、ガンガン弾きまくります。

彼のプレイスタイルは雫に刺激を与えるほどのもの。

このメンバーのサポートがあるからこそ、雫の才能が如何なく発揮され、ここまでポルカドットスティングレイが一気にブレイクしたといえるのではないでしょうか。

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ポルカドットスティングレイがブレイクするきっかけとなったのが、今回ご紹介する曲「テレキャスター・ストライプ」です。

この曲は2016年3月に配信リリースされた曲で、そのMVは再生回数2018年1月現在860万回を超えています。

このMVを手掛けたのは、じつは雫。

彼女はアーティストとしての顔以外にもゲームディレクターの顔を持ち、ポルカドットスティングレイの活動においてもCDジャケットデザイン、物販物のデザインも彼女が担当するものが多くあります。

だからこそ、楽曲とアートワークなどの世界観が一致しているのかもしれません。しかし、その多才さには脱帽してしまいますね。

この「テレキャスター・ストライプ」のMVでは、その題名の通りリードギターを担当するエジマハルシが冒頭のフレーズからテレキャスターで特徴的なフレーズを奏でます。

全員白いシャツ、雫は眼鏡姿でまじめな女学生風。

コインロッカーで繰り広げられるポルカドットスティングレイの世界。なんだかシュールさを感じてしまいますが、もちろん単純にこのままで終わるはずがありません。

おもむろに雫がコインロッカーの中に入っていくと、そこはスポットライトの降り注ぐステージ。

なぜか浴衣姿のメンバーたちですが、次の瞬間、なんと雫はバニーちゃんに……！

そしてTシャツにカーディガンのような上着を着たパンツルックの普段着の姿、ワンピース姿へと次々とその艶姿を披露。

個性的な曲調と、その展開が目まぐるしく変わるMVから、目を離すことができません。

衣装替えすること実に五回。これでもかというくらいいろんな顔を見せてくれる雫のセルフプロデュース力には驚かされます。

一度では飽き足らず、つい何度も見てしまう、そんな中毒性のあるMVとなっています。

ここからは「テレキャスター・ストライプ」の歌詞の世界をチェックしてみましょう。

花は、咲き誇って自身に注目を集めます。

花なら咲いて見せるのに、とつぶやく”私”は、咲けないことを悔しがっているようにも感じられますが、きっとそれは彼女の思い違いでしょう。

なぜならもう彼女は、すでに咲いているからです。というよりも、常に咲いて、周囲の注目を集め続けているのです。

それでも彼女はそんな自分に満足することはできずに、不満を煙のように吸い込みます。

彼女の真意は誰も知らない、そしてわからない。わかっているのは彼女だけ。

"貴方”が熱くなっているとしても、彼女にとってはそれが普通。

そしてそんな風に熱をあげられて当然。

そういっても差支えないくらいに、彼女の魅力に逆らえない存在はたくさんいるのでしょう。

そうやって特に熱くなってもいない”私”に勝手に熱を上げていてる”貴方”を見て、冷めていく”私”。

そんな彼女の気持ちを露ほども知らずに、”君の気持が知りたいんだ”なんてことをきっと熱にうかされた”貴方”は言うのでしょう。

笑っちゃうわと、冷笑する”私”。

そんなに簡単にいく”私”ではないのです。