アニメオープニングテーマの原曲
「D-tecnoRize」は、インディーズ時代に作られた楽曲です。
UVERworldとしてメジャーデビュー時に発表されたファーストシングル「D-tecnoLife」の原曲でもあります。
「D-tecnoLife」はアニメ「BLEACH」のOPテーマとして、あなたも聴いていたのではないでしょうか。
デビュー当時まだ20代だったTAKUYA∞が歌う疾走感溢れるビートロックに仕上がっています。
この曲とこれから紹介する「D-tecnoRize」のサビは同じですが、イントロや歌詞がかなり違っています。
「~Rize」のイントロには、電子音とサックスをバックにTAKUYA∞のラップから始まります。
サックスは入っていますが、誠果が吹いている訳ではないようです。
誠果はUVERworldがメジャーデビューする前に脱退していました。
「D-tecnoLife」がシングル発売されているので、「Neo SOUND BEST」の収録曲になっています。
現在のUVERworldの前身となるインディーズバンド、SOUND極ROAD時代に作られた楽曲で、後の1stシングル「D-tecnoLife」の原曲にあたる。今回CD初収録。また、今作のために再録されている。インディーズ時代に創られた「D-tecnoRize」とは歌詞も曲調も全く異なっている。サックスソロはサポートメンバー・SEIKAによるものではない。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Neo_SOUND_BEST
3つの「D-tecno~」
そして、この「D-tecnoRize」。
上でも書いていますが、インディーズ時代の曲とアルバム収録された曲。異なる2つの楽曲があります。
「D-technoLife」とその原形となった2曲。
この3曲をそれぞれ聴き比べてみてください。
あなたも知っている「D-tecnoLife」
デビュー直後のメンバーは、ホント若いですね。
このデビュー曲で中高校生のファンが増え、インディーズ時代からファン層が広がりました。
インディーズ時代の「D-tecnoRize」
3曲を聴き比べていただきたかったのですが、残念ながら動画は残っていませんでした。
YouTubeに音源だけはアップロードされているので、聴いてみてください。
歌詞は英語が多いのが特徴です。
この歌詞を探してみましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。
「Neo SOUND BEST」収録曲の歌詞と見比べながら聴いてみたのですが、この2つの歌詞は全く違っていました。
また、アルバム収録曲ではイントロ部分にサックスが入っていますが、こちらは曲中に入っていますね。
この時吹いているのは、誠果でしょう。
アルバム「Neo SOUND BEST」収録曲
インディーズ時代の曲とは、イントロから違っているのが分かります。
こちらにはサックスが入っていますが、誠果によるものではありません。
この時既にメジャーデビューしているので、誠果はサポートメンバーでしたから。
それから、TAKUYA∞のラップは同じなのですが、こちらは日本語になっています。
今回は、この「D-tecnoRize」の歌詞を見ていこうと思います。
サックスの音に隠れているようなラップ
喜 光 絶望 希望
歓もちろん答えはそこには無い
Be still but avaricious (平静にを装え、でも内面は貪欲でいろ)
感情を顔に出さない
それがルール
世界には明けない夜があった
創作のための破壊
動け鼓動
出典: D-tecnoRize /作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
イントロだと思って聞いていると、サックスの音の後ろでTAKUYA∞のラップが始まります。
このラップ部分は、注意して聴いていないと聴き逃してしまいそうです。
意図があってレベルを落としているように思えますね。
どんな意図かは分かりませんが。
最後の3行が伝えたいメッセージです。
ここで言う「明けない夜」は、聖書の天地創造の記述にある「やみ」のことを言っていると解釈しました。
神が闇の世界に光を作り、闇の夜から光の朝へと変化させています。
光に包まれる朝、闇の中で静止していたものが動き始めます。