【Beautiful】Anlyが『七つの大罪』ヒロインの視点で作詞！溢れる愛を描いた歌詞を解説

いくつもの季節を通り過ぎて、それでも変わらない想いを抱く。

燃え盛る炎のような情熱的な気持ちというよりも、いつまでも周りを照らし続けるろうそくの炎。

柔らかくて頼りなげに揺れるけど、いつまでも消えることがない。

歌詞のなかの「私」の胸のなかには、そんな気持ちが灯っているような印象を抱きました。

ドラマチックな幸せじゃなくていい。

ほんの小さなことに一緒に喜んで、幸せを感じたい。

まるでエリザベスが、メリオダスにただ笑っていて欲しい、隣にいてほしいと願うように。

「探していこうよ」という歌詞が、「探したい」ではないのがとてもエリザベスらしいですね。

自分だけが幸せになりたいわけじゃない。

愛する人といっしょに幸せを探したい。

だから、一緒にこれから探していこうと問いかけている。

エリザベスをイメージしている歌詞ですが、誰にでも当てはまることですよね。

大切な人と一緒に小さな幸せを少しずつ集めて、感じて。

気づいたら大きな幸せになっている。

そんな日々が送れたらとても素敵なことではないでしょうか。

「いつも私を～」からは、アニメを観ているとよりグッとくる歌詞ですね。

十戒の復活以降、メリオダスが隠したがっていた過去が次々に明らかになります。

メリオダス自身もその過去と戦っていますが、その事実を受け止める周りも相当な覚悟が必要です。

エリザベスも事実をひとつ知る度、多少はショックを受けたはず。

しかし、彼女はこれまでと変わらない綺麗な瞳でメリオダスに笑いかけます。

戦闘においては守られる場面ばかりのエリザベス。

しかし、本当の意味でメリオダスを守っているのは、きっとエリザベスなのでしょう。

ただ「守りたい」と口にするだけでなく、実際に躊躇なく手を伸ばせる。

そんなエリザベスのしなやかな強さが、Anlyの力強く優しい歌声とマッチしています。

サビの「Beautiful～」以降、エリザベスから絶え間なく注がれる一途な愛が感じ取れますね。

「忘れさせやしないから」は、アニメのこの後の展開を思うと、胸を締め付けられるフレーズです。

1番では「私」が「あなたを」守りたいと歌っていましたね。

2番では「ぼくら」と表現されています。

アニメに沿って考えるとこの「ぼく」はメリオダスでしょうか。

自分の力ではどうしようもできない"呪い"にかけられているメリオダス。

その呪いのせいで何千年も苦しんできています。

でも、エリザベスに出会ったことで奇跡が起こると願って、彼女を信じ続ける。

信じ続けた先に、今度こそ幸せが待っている、と。

「神様」というのは、メリオダスが背負っている宿命を連想させますね。

神様から与えられる試練に、何度も傷つき心が死にかけてしまう。

でもふと、光が射して顔を上げると彼女が微笑んでいる。

そんな光景が浮かびました。

「七つの大罪」の原作は2018年8月現在まだ完結していません。

メリオダスもまだ試練の最中です。

この先、メリオダスとエリザベスがどんな結末を迎えるのか、まだ誰も知りません。

でも、Anlyが歌うような2人が笑っているハッピーエンドがみたい。

この楽曲を聴く度、そんな気持ちが込み上げてきます。

"あなた"のために、存在していたい。

そんな風に誰かを心から愛したとき、"あなた"のすべてがきっと美しく見えるのでしょう。

それと同時に、それだけ真っ直ぐな想いを持っている人もまた、とても美しく見える気がします。

筆者からすると、エリザベスのメリオダスへの愛は真っ直ぐすぎて、時々怖くなります。

あまりに健気で、痛々しいほどに感じるからです。

でも同時に、彼女の凛とした佇まいに強さを感じます。

その強さの根底には、太陽のように燦々と降り注ぐ尽きることのない愛があるのでしょう。

Anlyの楽曲はどれもパワーをもらえる曲ばかりです。

どれもおすすめなのですが、あえてカバー曲をご紹介したいと思います。

2016年リリースの2ndシングル「笑顔/いいの」。

ここに収録されている「夢をあきらめないで」です。

もとは岡村孝子の楽曲ですね。

「カロリーメイト」のCMソングとしてテレビでも流れていたので、耳にした人も多いかもしれません。

もともとヒット曲として有名な曲ですが、だからこそAnlyが歌うことで彼女一色になるギャップが衝撃的でした。

曲を自分のものとして魅せる力がすごいんです！

ぜひ一度聴いてみてくださいね♪

Anlyが深い愛を歌う「Beautiful」をご紹介しました。

アニメをきっかけに彼女を知ったという方も、ぜひ他の楽曲も聴いてみてくださいね♪

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