JUJU「いいわけ」はドラマ『この声をきみに』主題歌♪小林武史プロデュースの新曲が気になる！

愛する人の口から、愛しているという言葉が欲しい。

そう願うのは誰も同じのはずなのに、いつも想いを伝えてくれる相手に対して、自分は伝えられていないということがあるのではないでしょうか。

この歌詞では、「あなたのひと言だけで この一瞬も永遠になる」と思えるくらい相手が好きなのに、聞きたい言葉をもらえない女性の切ない感情が歌われています。

しかし、言葉にしなくても伝わっていると思い込んでいる人ほど、言葉にして欲しいと言われると、信頼されていないと感じ、不機嫌になったりするものです。

大人の恋は難しいですね。

「愛してるなんて先に言わせないで」という歌詞には、愛してるという言葉が欲しくて、愛してるという言葉を重ねる女性の姿が伺えます。

しかし、その言葉に「あなた」はキスで応えるのです。

もちろん愛する人からのキスは愛おしいものですが、キスよりも言葉が欲しい時もあるもの。

不安な時ほど、言葉という形になった、愛が欲しいのです。

この感情、共感できる女性は多いのではないでしょうか。

本当は愛されていても、一度本音がわからなくなってしまうとどんどん見失って、不安になって、そうなった時にはほとんど手探りのようになっていくのです。

ただ、愛する人がひと言くれるだけでよかったのに、寂しさに囚われて行く女性の姿が目に見えるようです。

男性の皆さんは言葉はただ言えばいいだけじゃないかと思うかもしれませんが、それでも何気なく言われたひと言に救われることもあるのです。

「すれ違ってもこんなに強くあなたを愛してる」、そして、「すれ違ってもこんなに声が溢れて「愛してる」」と言う言葉には、心から言葉が溢れ出す様子が描かれています。

自分からはこんなにも溢れ出すように愛の言葉が出てくるのに、「あなた」からは聞くことができないのです。

相手が自分を愛していないとしたら「愛してほしい」と伝えたい、そして、愛しているというなら言葉が欲しい。

しかし、それを伝える言葉が見つからないもどかしさが表現されていますね。

同じだけの愛を求めてしまうのはきっといくつになっても人間同じなのですが、それが大人になればなるほど難しくなるものなのかもしれません。

いかがでしたか？

JUJUの「いいわけ」は女性の心情を代弁するような歌詞でした。

そんな歌詞に華を添えるような歌声と、ジャズサウンド。

報われない恋をしている人にも、好きな人と上手くいかない夜にも、聴いていただきたい一曲ですね。