【GRANRODEO/偏愛の輪舞曲(ロンド)】歌詞の意味を徹底解釈！ありきたりなストーリーって？！

ここから、苦悩する主人公を突き放すような歌詞が始まります。

「舞い散る花びら」を愛するだけで想いを伝えなければ何も変わらないと…。

追い打ちをかけるように「人並みな秘め事　罪なきありきたりなストーリー」と歌われます。

主人公の悩みは大したことではないと断じているのです。

そう、片想いとは、当人はとても苦しく、辛く、甘いものですが、他人から見れば「よくあること」なんですね。

これは主人公が自虐的に言っているという風に感じます。

そうやっていつも自分を慰めているのかもしれませんね。

最後のサビで「罪なきありきたりなストーリー」はわざわざワンフレーズ増やして歌っています。

つまり、作詞した人が最も言いたいことなのではないでしょうか。

表現方法が少ない不器用な主人公へ、暖かい視線を注いでいる作詞者の心情が伝わります。

「はるか遠い素顔」はまだまだピエロを演じるであろうことを暗示しているのかもしれません。

愛を「聴かせ」ることしかできず、語ることができないことに「泣き濡れて震え」る主人公。

彼の耳には「偏愛の輪舞」が残ります。

…音楽への偏った愛はやはり音楽でしか表現できないのです。

主人公の片想いの相手は「音楽」そのものなのかもしれませんね。

今回、歌詞を改めて読んで、色んな解釈ができることに気づかされました。

想像力がわく楽曲で、アニメの世界観にもマッチしたものだと思います。

アニメのタイアップ曲には定評があるGRANRODEOならではのクオリティでした。

これからの活動も要注目ですよ。

現在、楽曲「BEASTFUL」がTVアニメ『バキ』のOP曲として放映中のGRANRODEO！

下記の記事では「BEASTFUL」のPVや歌詞についてまとめていますので、是非チェックしてみてください。

12月には大阪城ホールでの2DAYSライブも決定しています！

昨年のものにはなりますが、セトリなどを復習してはいかがでしょうか。

『偏愛の輪舞』と同じくアニメとのタイアップ曲についての記事です。