ハロー すぐ消えそうな月も
ハロー 遠く聴こえる声も
恋をしてる 胸のかけら

出典: ロングハローグッバイ/作詞:Yusuke Kume 作曲:Yusuke Kume

「ハロー」と言って主人公の元に来てくれた恋心。

海の水面を風がかすめていくと小さな波が立ち、恋心の月がかけらとなってただよいます。

この風もまた、主人公の元に「ハロー」と言って訪れたもの。

しかし、「終わり」を告げる風だったのです。

気づかずにいた 赤い実を落とした風の歌

出典: ロングハローグッバイ/作詞:Yusuke Kume 作曲:Yusuke Kume

秋に、小さな木になる赤い実を見たことはありませんか?

秋は実りの季節、小さな赤い実を小鳥がついばむ光景に出くわす人もいるのではないでしょうか。

秋の象徴ともいえる赤い実。これを落としたのは冬の風です!

つまり、秋が終わって冬が来てしまったのです。

恋が終わる予感がしていた主人公ですが、秋の終わりを告げる冬の風の足音には気づかなかったようです。

終わらせたくない!

ハロー すぐ消えそうな月も
ハロー 遠く聴こえる声も
恋をしてる 胸のかけら
夢から覚めた薄明かり
白い波に溶けた

渚に立って見つめて隠した胸にキス
ハロー手を伸ばして

出典: ロングハローグッバイ/作詞:Yusuke Kume 作曲:Yusuke Kume

眠れずに考え事をしていた主人公ですが、泣きつかれたのか、いつの間にか眠っていたようです。

そして目が覚めると、夜の終わり。朝の始まりです。

薄らとした朝の光は海の水面を白っぽく染め、心の月のかけらは見えなくなっていきます。

終わってしまうかもしれない恋でも、自分にとっては大切な恋心です。

白い水面に消えようとしている自分の心のかけらを拾い集めようと、手を伸ばしました。

終わりを受け入れるなら「グッバイ」、しかし主人公はまだ終わりたくなくて「ハロー」を選んだのです。

大切なものについて考えさせられる「ロングハローグッバイ」

Special Favorite Music【ロングハローグッバイ】『文学処女』主題歌の歌詞を解説の画像

誰かを好きになり、しかし諦めなければならない状況を想像してください。

恋心はパソコンの文字列のように、ボタン一つで消去できるものではありません。

また、クシャッと丸めたメモ用紙のように簡単に捨てられるものでもありません。

沈んでもまた昇る月のように、忘れたくても思い出してしまうのではないでしょうか。

「ロングハローグッバイ」はポップな曲調でありながら、どこか切ない恋を歌った曲でした。

この曲を聴いて、「ハロー」と言って迎え入れた大切なものについて考えてみてくださいね。

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