夢に向かって主人公が駆け抜けているような疾走感を感じられます。

がむしゃらに駆け抜けているからこそ、普通なら辿り着かない世界にも触れることができるかもしれません。

それはきっと、夢を叶えようと行動しなければ触れることのなかった世界でしょう。

主人公はこの夢を抱いた時から、夢の姿をはっきりと描いていました。

主人公の中では、漠然とした夢ではなく、思い描く理想の姿がずっと心の中に眠っていたのだと考えられます。

だからこそ運命さえも変えるほど強く、絶対にその夢を叶えようという願いを抱いているのです。

想いを言葉に

揺るぎない声にして 届ける きっと
いつか辿り着く その時まで

出典: Skyreach/作詞:古屋真 作曲:伊藤翼

自分の心の中であれば、きっといくらでも夢を思い描けるでしょう。

しかし、それは言葉にして誰かに伝えることは、とても勇気のいることです。

たとえ荒唐無稽なものであったとしても、考えるだけなら誰にも何も言われません。

言葉にした途端に、他人からの反応が返ってきます。

もし他人から否定するような反応があれば、それで心を折られてしまうかもしれません。

それでも、主人公はその夢をはっきりと言葉にしています

いつかは必ず夢を叶えるのだ、という強い意志が表れているのです。

自分を偽ることをやめる

嘘のない言葉

溢れるいくつもの答え 消えない願いを確かめて
生みだす 嘘の無い歌を 強く 足跡を刻んで

出典: Skyreach/作詞:古屋真 作曲:伊藤翼

夢の実現を目指している間には、良いことも悪いこともあると考えられます。

たとえ辛いことがあったとしても、それも夢を叶えるまでの過程で得た経験です。

そうした積み重ねた経験によって、困難に立ち向かう力前進するための強い気持ちを育むことができます。

いつかは夢を叶えるのだと何度も自分の意思を確かめながら進む時に、これまでの経験が支えになるはずです。

そして、着実に夢に近づいていくことで、主人公の中には確かな自信が生まれるでしょう。

自信がなければ、自分の夢を誰にも言わずにいるかもしれません。

しかし、自信をつけたことで、主人公は自分の想いを偽ることなく高らかに宣言できるのだと読み取れます。

気持ちを偽ることをやめて

気付かない振りで過ごしてた私を忘れて
ただ 輝ける場所へ

出典: Skyreach/作詞:古屋真 作曲:伊藤翼

自信をつける前の主人公は、おそらく自分の想いを誰かに伝えることもできなかったのでしょう。

それどころか、本当は叶えたいと思っている夢に気づかないふりをしていたのかもしれません。

しかし主人公はもうその時の自分ではなく、自信をつけて夢に向かって頑張っています

自分の気持ちを押さえつけていた頃を振り返ることなく、ただひたすらに目指している場所へ進んでいるのです。

それは、自分の気持ちを偽ったり押さえ込んだりする必要のない、自分らしく輝ける場所なのだと考えられます。

理想と現実を乗り越えて進む

描いた未来

揺れる感情と 涙の 狭間を繋いで
遥か直線に 描いた 景色の先へ
抱いた幻想と 痛みは 背中合わせでも
掴む瞬間を 必ず 叶えたいから

出典: Skyreach/作詞:古屋真 作曲:伊藤翼

夢を叶えようと行動すれば、どう乗り越えれば良いかわからないことも起こることでしょう。

八方塞がりでどうにもできないと泣いてしまうこともあるかもしれません。

もうダメだという諦めの気持ちと、絶対に諦めたくないという気持ちで立ち止まることも考えられます。

しかし、立ち止まった先には、夢へ近く道筋も示されているはずです。

夢を追う途中には、思っていた理想とは違うこともたくさんあるでしょう。

理想と現実のギャップに苦悩し、傷つくことも考えられます。

しかし、それらも全部乗り越えることができれば、夢を叶える未来が切り開かれるのです。

未来は見えなくても