永遠の愛
出典: Everlasting Luv/作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI,DAIGO
あえて「love」ではなく「luv」と表記しているのは、何か理由があるはずです。
それは「luv」が短縮形だからではないでしょうか。
これは「love」よりも「luv」のほうが早く伝えられることを表していました。
アルファベットにしてたった1文字の違いなのに、その時間すら惜しくなるほど早く伝えたい。
そんな「僕」のもどかしい気持ちを表現していました。
迷宮のように巡る世界で
変わらない想いを君に...
出典: Everlasting Luv/作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI,DAIGO
1行目の歌詞は、「僕」のいる世界が目まぐるしく変化することを表しています。
高校生だった工藤新一は江戸川コナンという少年の姿に変わってしまいました。
元の姿に戻るために犯人を追い続けていますが、手掛かりはなかなかつかめません。
糸口を見つけたと思っても、いつもあっという間に消えてしまいます。
こんなに状況が変わっても、1つだけまったく変わらないものがありました。
それこそが、「君」への愛なのです。
少年の姿に変えられ周囲の環境が著しく変わっても、「君」への想いだけは決して色あせません。
あらゆる危険を防ぐから
Everlasting Luv
黒い闇が襲ってきても
どんなときだって君を守るから
出典: Everlasting Luv/作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI,DAIGO
「黒い闇」とは、工藤新一を幼児化させた犯人の「黒の組織」を意味していました。
「たとえやつらが襲ってきても君のことは必ず守る」という「僕」の強い意志を示す歌詞です。
彼にとって「君」は何よりも大切な存在だということを示していました。
工藤新一の姿でずっと傍にいることが叶わなくても、江戸川コナンとして彼女を守ることはできます。
また上記の歌詞は「黒の組織」がどれほど危険かということも表していました。
蘭に、江戸川コナンが本当は工藤新一だと告げてしまったらどうなるか。
組織の人間が工藤新一の生存を知れば、間違いなく周囲の人間に攻撃を仕掛けてくるでしょう。
彼女を危険にさらすわけにはいかないので、本当のことは伝えられません。
これも想いを伝えられない理由の1つでした。
一筋の光
辛い現状
愛してた世界は病み
降り続く雨はまるで
この空が流す涙のようで
出典: Everlasting Luv/作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI,DAIGO
上記の歌詞は、彼女との一向に縮まらない距離感をもどかしく感じているさまを表現しています。
いくつもの事件を解決しても、「黒の組織」の尻尾は掴めないままです。
彼女が寂しさを感じていることはわかっていても、自分には何もできません。
本当のことを伝えられない以上、自分が涙を流すわけにもいかないので雨に自分の心情を重ねています。
特別な人
君だけは笑っていて
どんなに辛いときだって
君の笑顔は最後の希望
出典: Everlasting Luv/作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI,DAIGO
3行目の歌詞は、どれほど辛くても「君」の笑顔があれば頑張れるということを表していました。
好きな人の幸せそうな姿に勇気をもらった経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。
「君」の笑顔さえあれば、どんな困難でも乗り越えられる気がします。
僕の名を呼ぶ声
このココロに熱い風が吹き荒れてゆく
出典: Everlasting Luv/作詞:DAIGO 作曲:SHINPEI,DAIGO
「名前を呼ぶ」という行為は、決して特別なものではありません。
むしろ、日常にあふれている行為といえるでしょう。
ですがよくあることでも、「君」にされると心が沸き立ちます。
2行目の歌詞は悪い意味ではなく、気分が高揚するというプラスの表現として使われていました。
好きな相手の一挙手一投足に、誰もが心を揺さぶられるものではないでしょうか。
上記のフレーズだけで、工藤新一にとって毛利蘭がどれほど特別な人間なのかということを端的に表していました。