【BLANKEY JET CITY】おすすめ人気曲ランキングTOP10！いま聴くべき伝説の名曲とは

1992年に発売された2ndアルバム『BANG！』。

「すみれSeptember Love」で知られる一風堂のリーダー、土屋昌巳氏がプロデュースするアルバムです。

一番好きなアルバムとして挙げるブランキーファンも多い一枚。

中には伝説の名曲といわれる曲が多く収録されています。

『ディズニーランドへ』も、『BANG！』収録の一曲です。

ノイローゼになってしまった友人に「ディズニーランドへ行こう」と誘われる設定で曲がはじまります。

ベンジーは決して一緒に行きたくないと感じており、うわべだけで「行こう」と返事をします。

もちろん心の中で、自分はその約束を守らないことを知っている。

だから、自分は冷たい人間の仲間入りだと吐き捨てるように歌うのです。

この曲には、人間のもつ心の闇と、その闇を知りながら生きる葛藤のようなものが滲み出ています。

「お前だったらどうする」という問いにも聞こえ、聴き手も強く心が揺さぶられる一曲です。

この時ベンジーが歌う夢の国は、どこにあるのでしょうか。

そんなもの、あるのでしょうか。

1991年発売、3rdシングル。アルバム『BANG！』収録曲のなかで唯一シングル化されている曲でもあります。

（解散後発表となったベストアルバム『1991-1995』にも収録。）

山下達郎さんのラジオ「山下達郎のサンデーソングブック」(東京FM　毎週日曜日14:00〜）でも放送された一曲。

双方のファンたちを狂喜乱舞に導きました。

「核爆弾」「モデルガン」に対し「ほっぺた」「おばあさん」「セーター」という言葉。

ハードとソフトな言葉の対比は、これぞ、詩人ベンジーという感じです。

一見、個人的で自叙的な内容に思えるのですが、実はこれは核への批判を歌ったものといわれています。

核爆弾を搭載した航空機が墜落したという架空の設定。

その出来事に虚しさを抱き、モデルガンを持ち出して頭を打つごっこをする。

でも、モデルガンなので死ねません。

そんな中、現実の冬は寒く、暖をとるための「セーター」というリアルな存在を想う自分がいる。

この対比に、みなさんは彼のどんな心情を読み取りますか。

1991年、ベンジーこと浅井健一は27歳。

彼が見ていた世界は、今と違う世界だったのでしょうか。

何も変わらない、どこか虚しい世界がなお続いているのでしょうか。

それにしても、本当にベンジーはギターがうまい。つい唸ってしまう一曲です。

BLANKEY JET CITYは、知れば知るほどその音楽と存在を語るには忍びないと感じるほど、奥深いバンドです。

彼らが活躍した1990年から2000年は、バブルが崩壊しデジタル化が一気に加速。

人々は熱を見失う時代でもありました。

そんな時代の中でもブランキーは激しさを持ち、その生き様を音楽に投影していったミュージシャンです。

彼らは単にアイコンとして魅力的だったバンドではありません。

作詞作曲、そして演奏。音楽家としてすべてが超一流だったバンドといえます。

今回紹介したのは、ほんの一部の作品です。

惜しくも新曲を聴くことはかないません。

けれども彼らが残した数多くの作品の中から、自分にとっての名曲を探してみてください。

BLANKEY JET CITYは音楽業界内でのファンが多いことで有名なバンドです。

なかでも椎名林檎さんは、浅井健一ことベンジーへの愛が深いミュージシャンで、歌詞にも登場させるほど。

日本を誇る屈指の歌姫とベンジーの関係、チェックしてみてください。