大切なものを守るために、辛さに絶え、涙を流す。

大切なものを守り抜けば、苦しみが自信に変わります。

安易に捨ててはならない宝物

焦燥感と劣等感とあとそれからなんだったっけ

笑って過ごした過去に見たんだ 
俺ん家隠した宝物

出典: 命の唄/作詞:不明 作曲:不明

ここで「俺」が登場しますが、おそらくは「僕」と同一人物だと思われます。

「僕」は以前、笑顔で日々を過ごしていたようです。

その中で、自分の家にある宝物に気づきました。

その宝物とは「生きづらさの原因」たち。

「私はダメな人間だ。明日も同じ目に遭ったらどうしよう。嫌われているに違いない」

自分のネガティブ思考を家に隠したのは「僕」自身。

ネガティブ思考を隠して作り笑顔で毎日楽しんでいる「フリ」をしていたのです。

しかし「僕」はもう気づいています。

ネガティブ思考は、宝物なのだと。

逃げても何も得られない

「生きている」ただそれだけの言葉、
恐ろしく思えてしまう僕らは。
日々を照らせ、大切な人失って笑った、
あなたのことを信じてる

出典: 命の唄/作詞:不明 作曲:不明

ここでは「僕」と「あなた」を総合して「僕ら」と表現しています。

二人とも、この先に希望なんて見出だせず、生きづらさを感じています。

明日も明後日も暗いまま、何も変わらないまま訪れると信じ込んでいます。

「あなた」の大切な人とは、親友のことです。

生きづらさに負け、人生を断ち切ることでしか「勝利」を感じられなかった「親友」

だから「あなた」は笑ったのでしょう。

そんな「あなた」なら、暗い日々を明るくできると「僕」は思っています。

「あなた」は信じるに値する人間です。

「生きている」ただそれだけのことだ、
笑い飛ばせ過去も踏みならして
日々を照らせ、大切なもの一人で守った、
あなたのことを信じてる。

出典: 命の唄/作詞:不明 作曲:不明

「生きる」ということに大きな意味を与えようとするから、生きづらくなる

ただ呼吸して、ただ食事をして、働いて会話して過ごすことが「生きること」。

そう考えれば、もっとラクになれるのではないかと考えたのでしょう。

「山あり谷あり」の谷は、山にしなくてもいいから平らにならそう。

山も谷もなくなれば、光が届きやすくなるかもしれません。

「あなた」がひとりで守った「大切なもの」とは、のことではないでしょうか。

言葉を感じるより「命」を感じる

「生きている」ただそれだけの言葉
日々を照らせ、劣等感もいないって笑った、
あなたのことを信じてる。

出典: 命の唄/作詞:不明 作曲:不明

「私は今生きている」とわざわざ口に出して確認する人は、あまりいません。

だからこそ「生きている」という言葉に深い意味を与えなくてもいいのです。

劣等感を抱き続けていた「あなた」は今、笑っています。

大切な命を苦しみや悲しみから守ったことが、「あなた」の自信になったのでしょう。

自分にも誰かを守る力があるのだと知った「あなた」には、劣等感なんて存在しません。

逃げずに苦しさと向き合い、いちばん大切なものを守り抜いて笑った「あなた」を、「僕」は信じています。

自分を信じ続ける力が大切

誰かに影響されたり、誰かに影響を与えながら私たちは生きています。

些細なひと言で足元がぐらついてしまうこともあります。

消えてしまいたいと思うことだって、あるかもしれません。

そんなときは、あなたが持っている力、足元を踏みしめる力や輝く力を信じて欲しい。

the satellitesの「命の唄」にはこうしたメッセージが込められていました。

自分を見失いそうなときはこの曲がオススメ!

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誰かに傷つけられた人も、傷つけた人もぜひ聴いて欲しいのが、中島美嘉「LIFE」です。