会場限定盤の反響を受けて配信もスタート!
2018年5月27日、会場限定シングルとしてリリースされた日食なつこの「空中裁判」。
その反響を受けて、6月13日から、各種音楽サイトでの配信もスタートしました。
限定シングルのリリースから、配信に至るまでその間約2週間。
きっと物凄く好評だったのでしょうね!
収録曲:
01.空中裁判
02.タイヨウモルフォ
03.DESPERADO(カバー)
04.土佐野菜の歌
出典: 空中裁判/日食なつこ
他の収録曲も気になるところですが、今回は表題曲の「空中裁判」にフォーカスします。
先日公開されたMVを元に、詳しく紹介していきましょう!
楽曲のメッセージを描いたMV
リリースよりも前の5月25日には、「空中裁判」のジャケットとMVが公開されました。
きっとこのMVを観た人が、ライブ会場で物販に殺到したのでしょう!
そして楽曲はもちろん、MVの仕上がりも秀逸。
歌詞に込められたメッセージをズバリ表現した内容になっています。
いかがでしたか?
日食なつこ本人によると「浮ついた春にピッタリな曲」だそうです。
浮ついたという、少し皮肉っぽい表現も彼女らしいですね。
彼女の演奏は、ピアノ一つで幅広い表現をするのが特徴ですが、この曲も例外ではなく、そのピアノアレンジが体感できます。
まずイントロから春を彷彿とさせる軽快なピアノフレーズを展開。
音数の少ない独特の音像から、サビで一気に広がりを見せるサウンドの秘密も、彼女のピアノの弾き方にあります。
メロ部分では低音に終始しているのに対し、サビで高音が「フワっ」と入ってくるんです。
思わず「それ、巧い!」とうなってしまいます!
ピアノソロ、ラストのサビ前での音の抜き方も絶妙。
まさにピアノという楽器を知り尽くしたアレンジだと言えます。
男性的で凛とした歌声も、他にはない個性を放っていますね。
MVに込められた意味を解釈
「空中裁判」のMVは、歌詞にリンクした内容になっています。
歌詞の意味が見えてくると、MVの内容もより楽しめるのではないでしょうか?
ここからは、歌詞を見ながらMVに込められた意味を解釈していきます!
運命に翻弄される主人公
ずっと前から気になっていた
運命に逆らえばどうなるのか
試したことはないんだが
試す価値あるもんが無いんだが
出典: 空中裁判/作詞:日食なつこ 作曲:日食なつこ
まずは1番Aメロから。
運命に翻弄される主人公ですが、それを悪いことだとは思っていないようです。
でもここでは「運命に逆らってみたい」という気持ちを覗かせています。
「運命は自分で切り拓く!」みたいな感じではなく、単なる好奇心からの気持ちのようですね。
MVでは、男性の周りに張り巡らされた糸のようなものが目を引きます。
運命に翻弄されて、身動きが取れない様子を描いているように映りますね。
圧倒的現実の前に僕らは立ち尽くすしかないのか
一切例外はない ずっとそんなレールの上
出典: 空中裁判/作詞:日食なつこ 作曲:日食なつこ
続いて1番のBメロです。
「誰も運命には逆らえない」
その事実をみんな当たり前のように受け入れています。
主人公もきっと、その事実に従ってきたのでしょう。
そして今、疑問を感じている彼がここからどうするのかが見物ですが…。