MVから観ると感情が入りやすいかも

MVもその曲の魅力の1つ!そう思わずにはいられないこの曲のMV

MVの設定を解説

【もう会えないけど、平気ですか?〜Our days〜/SOLIDEMO】美しい歌詞&MVを紹介♪の画像

MVは作詞家の彼と作曲家の彼女が、お互いに夢を語り合っていたら自然と付き合い始めていたカップルの話という設定。

彼が部屋を去ったあと、彼女は彼の残した手紙を読みながら哀しみます。

そんな中、自然とメロディーが浮かんできて…

そして出来上がったのがこの曲なんです。

MVを見るとこういった曲に隠された背景が見えてきて、曲だけを聴いているよりより楽しめておもしろい!

そんな感覚を感じさせるMVに仕上がっています。

でもMVのイメージだけにとらわれるのももったいないです。

この曲を聴きながらさらに他のいろんなカップルのシーンを想像してみるとさらに楽しめますよ。

みなさんも、是非試してみてくださいね。

1番の歌詞から読み解いていきます

夢中で夢を誓い合って 二人なぜか恋に落ちて
手探りで過ごした 1秒前までこの部屋で
だけど君は今 僕を背にしてどんな顔をしているだろう?

出典: もう会えないけど、平気ですか/作詞:岡村祥佑 作曲:MLC・Calos K.

2人を取り巻いていた環境が見えてくる

この歌詞からはもとも2人はお互いに夢を誓い合った仲間であったことが見えてきます。

でもいつの間にか2人は恋に落ちていて、自然と付き合うようになったようです。

MVを観ると、彼がつづった詩に彼女が曲をつけています。

つまり、誓った夢は同じ夢。だから2人はプライベートだけでなく、仕事のパートナーでもありました。

手探りの理由

私自身、かつて仕事のパートナーとプライベートのパートナーが同じだったことがあります。

仕事においても恋愛においても、それぞれ別のパートナーの方のほうが切り替えやすいからそれぞれに影響を与えにくいものです。

同じ仕事をやっている方が仕事の話も理解してもらえてうらやましいという思う方もいらっしゃると思います。

でもそれは、正しくもあり間違いでもあります。

あまりにお互いの仕事が違いすぎると仕事の話を出しても理解してもらうことが難しいです。

ですが、お互いの仕事が分かりすぎるのも考えものなのです。

お互いの仕事に関する考え方が違えば、意見がぶつかることもあるので、プライベートの時間だけど仕事のことで喧嘩するということもしばしば。

そう、お互いが手探りで動かなければ、プライベートが仕事に、仕事がプライベートの関係に影響してしまうのです。

普通に恋人として付き合っていても、相手の気持ちがわからなくなって手探りになったりします。

ただでさえそうなのに、仕事のパートナーでもあると余計に難しくなってしまうものなんです。

彼がこの部屋から出て行った理由

彼女のことも大事に思っているし、お互いの夢も叶えられたらと思っているからこその行動なのかと理解します。

2人で一緒にいても、喜びを分かち合うよりもお互いを苦しめてしまう部分の方が多かったからこその選択なのではないでしょうか。

もちろん一緒にいて彼女を大事にし、お互いの夢を叶えられるならそのまま一緒にいたはずです。

だけど現実はとてもハードルが高くて、今の自分ではこのままどう頑張っても彼女を苦しめてしまうことが自分で想像できてしまった。

だからこの選択肢を選んだ彼の姿が浮かびます。

そうじゃなかったら、自分から出て行って、そのあとの彼女のことを心配なんてしないと思いませんか?

「もう会えないけど、平気ですか?」
「忘れモノはないですか?」
窓の光映す君の涙 夕立のように、、、

出典: もう会えないけど、平気ですか/作詞:岡村祥佑 作曲:MLC・Calos K.

少し補足をさせてください

このあと”a,a,Our days…”ってコーラスも入っています。

タイトルにも「~Our days~」と入っていますが、みなさんMVの最後に気づかれていましたでしょうか?

彼の手紙にメロディーをつけたあと、彼女が赤文字で”Our days”と追記していたんです。

彼から彼女へ向けた手紙の文章を歌詞として、彼女がメロディーをつけた瞬間、それは一方通行のものでなくなりました。

歌詞の部分の音のトーンや歌うスピード、間奏の間から、2人のこれまで過ごしてきた日々が伝わってくるようになります。

彼の感情だけでなく、彼女の感情さえもそこには反映されていて、曲を聴くだけで自然と感情移入してしまう模倣がかかっていく…。

この曲の美しさを理解するには、ここで紹介している順番通り、MVを観て、まずはこの曲の背景を理解してから入るのがベスト。

それからこの曲を聴き込んでいろんなシーンを思い浮かべて、感情移入して聴いていってほしいと思います。

最後にタイトルを思い出してみて、余韻に浸るのが1番いい楽しみ方です。