ZARD【悲しいほど貴方が好き】歌詞の意味を解釈！私の心を染めたものとは？貴方との関係性を紐解く

彼のことを好きになってから悲しいと感じることが増えたようです。

しかしその悲しいとは、「彼がもしいなくなってしまったら」といった想像から来る悲しさ。

彼に会えない時間があるということの悲しさなのです。

主人公が悲しんでいるのは事実でしょう。

ですが悲しんでいること自体は本当に嫌な訳ではないのです。

それは好きだからこそ、想いが強すぎるからこそ悲しんでしまうのだと分かっているから。

悲しいと感じることが、彼のことを心の底から大切に想っている証にもなるのです。

最初は、主人公と彼との恋は均等な距離を保っていました。

ですが一緒にいる時間が増えていくうちに、主人公の恋する気持ちも比例して増えていきます。

彼に吸い寄せられるように、2人の心の距離もどんどん近づいていくのです。

均等だった距離も時間と共に彼よりになっていることを感じ取ることができます。

主人公の心も彼の元へ近づいていき、2人がくっついているのです。

見えない綱が表しているのは、彼が主人公を手繰り寄せていくような2人の恋路だったのではないでしょうか。

この歌詞からは主人公と彼の心の距離の変化を感じ取ることができるのです。

主人公が彼に恋をしてから心はいろいろな色に変化するようになったのです。

悲しいだけではありません。

好意や、嫉妬、寂しさ、嬉しさ、幸福、心配など彼と出会ったからこそ感じた感情がたくさんあるのです。

彼と出会ってから主人公は新しく生まれ変わったような気持ちになりました。

今までの自分では感じることのなかった感情が嬉しく、そして彼を愛していることが幸福極まりないのです。

主人公が彼にいかに愛執しているのかが伝わってきます。

主人公の心には好きという感情を越え、愛が芽生え始めているのではないでしょうか。 

その狭間に好きすぎたからこそ感じた悲しさ。

その悲しさが自分でも彼のことをここまで愛していたのかと痛感させたのです。

この歌詞からは愛していたことに気づいた主人公の喜びと彼への感謝が感じ取れるのではないでしょうか。

「私はあなたと一緒にこれからの人生を歩んでいきたい」という想いを感じ取ることができます。

2人で作っていく2人だけの人生。

この世に生まれてから家族の元を離れ、1人で自分の人生を生きてきました。

しかし誰かを好きになり、愛する時が来たのなら、1人だった人生は2人の人生に変わっていきます。

これからの人生は様々な色を放ち、様々な形に変化していくでしょう。

この歌詞からは主人公が悲しみから愛に気づけたからこそ決意することができたのだと伝わってくるのです。 

この楽曲は恋人への想いに起きた変化に気づく主人公の心情が綴られた1曲になっていました。

人を好きになるという気持ち。

それはいずれ膨らんでいき、やがて愛に変わり、そして固く結ばれた絆になっていきます。

恋することで生まれた綱に愛が注がれることによって、より強固で頑丈な綱に生まれ変わるのです。

最初は距離があった綱も、いずれ近づいていき最終的には密着するほどの距離に変わりました。

恋をしてから感じたたくさんの新しい感情。

その中の感情のどれか1つが愛に変わっていることを教えてくれる鍵になっているのかもしれません。