「ドラえもん のび太の結婚前夜」より
【幸せのドア】は中西保志さんと沢田知可子さんが歌うデュエット楽曲です。
1999年に公開された「ドラえもん のび太の結婚前夜」という映画作品の主題歌として話題になりました。
この楽曲も同年に発売。
作詞は沢田知可子さんが行い、作曲は林仁さんが担当されています。
中西保志さんの優しい歌声と沢田知可子さんの柔らかい歌声が映画の世界観と合う楽曲です。
歌詞の内容は、2人の男女が「結婚」という大きな一歩を踏み出すというもの。
映画とリンクしている部分もあり、愛を感じられる楽曲でしょう。
男性目線と女性目線のどちらも描写されているので、男女問わず共感できるような楽曲です。
一筋の光
月の光
君の手を 握りしめて
歩き出した 銀色の道
出典: 幸せのドア/作詞:沢田知可子 作曲:林仁
【幸せのドア】は暗い時間帯から物語が始まります。
楽曲に登場する人物は男性と女性の2人。
この場面では男性目線の歌詞になるので、歌われているのも中西保志さんです。
1行目に当たる歌詞では、1人で歩むのではなく2人で進むという意味が込められています。
手を繋いで横に並び進んでいく。
誰かが前にいるのではなく共に歩んでいく、というようなことなのでしょう。
2行目に出てくる「銀色」とは月明かりのことです。
そのため、はじめに記した通り暗い時間帯からの始まりだということがわかります。
明るくなっていく
あどけない 君の笑顔
夜明け前を 照らしながら…
出典: 幸せのドア/作詞:沢田知可子 作曲:林仁
太陽のように輝いている。
この楽曲に出てくる男性は、相手の女性のことをこのように例えています。
見ているだけで温かくなれるような人であると表現したいのでしょう。
1行目の歌詞は、無邪気で可愛いというような意味です。
そして2行目の歌詞を読み取ると彼女の存在が太陽のようだと表現した意味がわかります。
それから、僕たちの未来は明るい!というような意味も感じられるでしょう。
困難もいいものに変わる
あなたとならば
どんな道のりも楽しむから…
出典: 幸せのドア/作詞:沢田知可子 作曲:林仁
ここでは2人のお互いを思う気持ちが感じられます。
たとえ困難に見舞われることがあったとしても、いい思い出になるのではないか。
この場面では2人が「一緒にいることができるならば険しくても構わない」というように思っているのでしょう。
2人で乗り越えていける自信があるのだと読み取ることができます。
そしてその自信は片方だけでなく、お互いに思っていること。
自分だけを信じるのではなく、相手のことも信じている。
【幸せのドア】に登場する2人にはそのような、お互いを思い合える強い気持ちがあるのでしょう。
心から約束するよ
朝を感じながら
幸せになろうね 誓う言葉 かみしめながら
静かな街を 目覚めていく空を
出典: 幸せのドア/作詞:沢田知可子 作曲:林仁
1行目の歌詞は、心からの約束なのだと考えられます。
お互いに伝え合い、意味を充分に確かめ合うのです。
そして2行目の歌詞には、太陽が昇りはじめている様子がわかります。
明るくなってくるのは「空」だけではありません。
2人のこれからも明るくなってきているのだというような意味を読み取ることができます。