順番に出現したり順番に竹刀を振ってキメ顔をしたり、もうすでにシュールさがビンビンです（笑）
著者が個人的に気に入ったのは「ツンデレチビ王子 大集合～♪」のところですね。
丸窓から順番にひょっこり顔を出すのも好きなんですが、特にタクヤさんの表情がツボです。
『ツンデレチビ王子』は全員同じ女性を想っているようで、一斉に告白することを決意します。
「さあ誰を選ぶのか」のところで襟を正すタカシさんの王子ぶりがかっこよすぎるという声も。
「俺に決まってんだろ俺！俺！」と王子の前で醜く争うツンデレとチビ。
さあ、3人のうち一体誰を想い人は選ぶのでしょうか。
「無理です」
「ゆーこひめ」に断られる『ツンデレチビ王子』
3人が告白したのはユースケさん演じる「ゆーこひめ」。
「無理です」とかわいく断られてしまいます。
歌詞では「苦笑して」とありましたが、MVでは苦笑すらしてませんでしたね。
全力拒否といったポーズでした。あんな振られ方したら傷つきます（笑）
『ツンデレチビ王子』は失恋のショックでアンニュイに。
ツンデレは花を生けて、チビは書道に打ち込み、王子は刀の手入れ。
それぞれ趣味に打ち込みますが、どこか上の空…
ツンデレは相手に素直になれないかわりに花にキスしようとします。
チビはあとプラス「40cm」と自分の欲しい身長を習字。
「どうしようもない体型さ」とまで言うほどコンプレックスのようです。
しかし、ユースケさんの実際の身長は170cmと極めて標準的です。
そこから40cmも身長が伸びたとしたら…210cm。ギネスに載りますね。（笑）
王子は刀の手入れもそこそこに、スマホで婚活サイトにアクセス。
3人の趣味は前半で実はすでに明らかになっています。
設定が細かくてびっくりしました。
婚活する「王子」
当たり前のようにスマホがありますが、おそらく「必殺仕事人」シリーズのようなものでしょう。
深く突っ込んではいけません。
スマホで婚活サイトを見ていた王子は何かを見つけました。
それは想い人「ゆーこひめ」が婚活サイトに登録しているアカウント。
積極的に婚活しているのに、自分は対象外なのか…と複雑な気持ちになったんじゃないでしょうか。
「今宵はあなたと契り交わしたい そんな願いも叶わないまま」
そう歌いながら並んで座っている『ツンデレチビ王子』。
前半からちょくちょく縁側に3人並んで座っているシーンがあります。
いつも縁側でうだうだ届かない想いを語り合っているのかもしれません。
切ないけれど、なんだか「青春」っぽさも感じます。仲良しですよね。
シュールなダンスが始まる
ダンスブレイク…？
侍姿で軽快にボックスステップを踏む『ツンデレチビ王子』。
さらに笑ってしまうのが、障子に千手観音のような影を3人で作るところ。
突如、映像が挟まれたので吹き出しそうになりました（笑）
最後に『ツンデレチビ王子』はそれぞれ違うダンスを踊りだします。
みんなニコリともせずに真剣な顔！
どうしてただ踊っているだけなのに、侍姿なだけで笑いがこみ上げるんでしょうか…！
一般公開されている『ツンデレチビ王子』のMVはここまでしか見れません。
6分を超える大作ということですが、2分足らずでこのインパクト。
かなり続きが観たくなる出来上がりです。
これはもう、『座・武士道』に軍配があがるのでは？
ともっぱらのウワサですが、どっちが勝利するかは結果が出てからのお楽しみ。
ぶっ飛んだMV
「冴えない3人」と『座・武士道』リーダーのタカシさんは言っていましたが、とんでもない。
侍姿は3人ともキリっとしていて美しすぎました。新たなファン層を呼びそうですね。
「ゆーこひめ」が羨ましいという8号車の声が聞こえてきそうです。
演技の経験が豊富なメンバーだからこそできた、『ツンデレチビ王子』それぞれのキャラ立ちの安定さ。
そしてなにより『ツンデレチビ王子』のパンチの強さ。
歌詞の担当は主にユースケさんだったそうです。
各メンバーの個性を生かしつつ、笑わせてくれる歌詞には脱帽と言わざるを得ません。
かわいすぎる「ゆーこひめ」といい、ユースケさんは今回のMVPと言えるでしょう。
遊び心は忘れないけれど、真面目に「バカをやる」という『超特急』にも共通する姿勢。
今回も『座・武士道』の中にしっかりとそれを感じ取ることができました。
最後に
繰り返し見たくなる中毒性のあるMV
歌詞のインパクトも強いですが、全体にただようシュールさが強烈なMVです。
何度も観たくなる謎の中毒性がありますね。
推しメンがいなくても、続きが観たいがゆえに『座・武士道盤』を買う人も少なからずいるでしょう。
『座・武士道』メンバーは新たな才能を開花させたんじゃないでしょうか。
