あ゙ーむかつくぜ!まーぢむかつくぜ!兄に対して生意気な態度
閧(とき)の声 ゴングを鳴らせ ケンカ勃発で宣戦布告
悪戯(いたずら)して悪ノリしてほらほら煽(あお)ってく Style で
“大安売り” 買っちゃったら 毎度ありがとうで君の負け!
(っしゃぁ!)
出典: おこちゃま戦争/作詞:れをる 作曲:ギガP
誰だって感じの悪い返事をされたら頭にきてしまいます。
それも自分より年下の相手だと、ナメられている感じがして怒りが増す人も多いのではないでしょうか。
弟にけしかけられたせいで、冷静な判断ができなくなってしまった兄。
弟のペースに乗せられたまま言い争いに突入してしまったようです。
ケンカの結果は歌詞3、4行を見ると弟の方が勝った様子。
1番の歌詞で自信過剰気味な弟でしたが、やはり上流階級の人間なだけあって頭の回転が早いようです。
怒りで冷静に対応できなくなった兄に争いで勝つぐらいの実力はあります。
兄の言い分
拙(つたな)い引き出しと煽(あお)りあいの駆け引きでキメる
兄の威厳見せるため飴と飴 火花散るチル両者の目と目
俺を誰だと思ってる「くらえ!おれさま が ルールブック▼」
へたれじゃない ひよってない ちょっと勇気が足りないだけ
出典: おこちゃま戦争/作詞:れをる 作曲:ギガP
歌詞の1、2行目を見てみると、この兄弟は常にケンカをしているようなイメージができます。
上流階級で親が副王という地位であれば、将来的にどちらかが親の跡を引き継ぐようになるでしょう。
跡継ぎ争いもありますが、なんとなくこの2人のケンカにはギスギスしたような雰囲気は感じられません。
跡継ぎ争いと聞くと会話をせずとも雰囲気がギスギスしており、居心地が悪いイメージがあります。
しかしこの歌詞では、そういう雰囲気的な悪さはなさそうです。
1番の歌詞も兄が弟を少し注意したことがきっかけで言い争いが起きています。
むしろ歌い出しでは弟のいい加減な説明にキレよくツッコミを入れているお兄さん。
タイトルにも「おこちゃま」が入っているため、より可愛らしく感じるのかもしれません。
有頂天気味の弟
さぁさぁみなさんお手を拝借 当たり前だろ余裕しゃくしゃく
生まれながらにしてチート やべぇ煌めく人生がスタート
当然です見てみな由緒はガチ勢
ハイ論破ハイ論破ハイ論破 もらってくぜ Vサイン(v^―゜)♪(イェイ!)
出典: おこちゃま戦争/作詞:れをる 作曲:ギガP
上記の歌詞からして、弟は自分の環境が恵まれていることを自覚している様子。
そして、そんな環境に自分は相応しいと思っています。
人によっては偉そうな態度に見えるかもしれません。
実際親が副王なので偉い階級なのですが…。
そして頭はキレるようで、歌詞4行目からもその様子が分かります。
この楽曲の歌詞では語られていませんが、ひょっとすると他の学力や運動能力も高いのかもしれません。
そう考えると弟の自信過剰な性格も納得できます。
第2ラウンド
はーいはーいはいはい はなまるよくできまちた☆
あ゙ーむかつくぜ!まーぢむかつくぜ!僕に向かって減らず口なんざ
とっておきを きみに見舞え 報復!制裁!挑発しちゃって
意地悪して一枚上 チャンスは貰ってくスタンスで
痛恨ミス!あっちゃっちゃー お生憎(あいにく)様だね君の負け!
(Yes!)
出典: おこちゃま戦争/作詞:れをる 作曲:ギガP
次々と相手を言い負かして、鼻が高くなっている弟。
そこへ兄がさきほどの仕返しだとでも言わんばかり茶化しにかかります。
歌詞1行目のように完全に弟を小さい子扱いして怒らせようとしている様子。
2番サビでは弟の方が兄の口車に乗ってしまったようです。
様々な手段を使って、兄をなんとか負かそうと頑張っているのが歌詞3行目でイメージできます。
しかし、冷静さを保っている兄はやはり簡単には崩せないようです。
弟は手数が多いタイプですが、兄は様子を伺って一撃で仕留めるタイプでしょうか。
手数が多いと成功確率も高くなりますが、その分失敗やヘマも多くなってしまいます。
今回は兄がその隙をついて弟を負かしているようです。
言い争う本音は?
だけどキミだけが (せいっ やあっ とおっ やあっ うっ うっ やあっ はっ)
ボクに似合いのライバル (せいっ やあっ とおっ やあっ うっ とおっ やあっ はっ)
オチるのも凹んでんのも (うっ はっ せいっ やあっ やぁっ せいっ はっ)
調子狂わされるから 今宵もてめーとやいやいやいやい
出典: おこちゃま戦争/作詞:れをる 作曲:ギガP
何かと毎日ケンカをしている2人。
周りからすれば、よくも飽きずに毎日できるもんだと思われているのでしょう。
それぐらいケンカの内容は些細なことで、大人からすればどうでもいいことなのかもしれません。
それでも2人は飽きずに言い争いを続けます。
ここまでくると最早一種のコミュニケーションなのでしょう。
歌詞2行目ではお互いに相手のことを認めていることが分かります。
認めているからこそ、ちょっとしたことでも争いになってしまう。
そしてこの言い争いが日常になっている2人。
ケンカを通して相手の変化も感じ取っているようです。
人間ですから気分が沈んでしまったり、調子が悪い日もあります。
そんな日はいつもの言い争いもなんとなく盛り上がらないのでしょう。
現実でもいつも元気な人が静かだと、どうしたんだろうと心配になることがあります。
これとよく似た感情が兄弟にもあるのでしょう。
ひょっとすると歌詞では語られてない所で、実際にどちらかが沈んでいる時があったのかもしれません。
そして、その沈んでいた時期が終わった今。
相手に心配をかけないように、いつもの調子で言い争いを続けているのでしょう。
すごく不器用に感じますが、言い争うことで彼らなりにコミュニケーションを取っているようです。
そして今日も…
あ゙ーむかつくぜ!まーぢむかつくぜ!憎まれ口はおくちをチャック
閧(とき)の声 ゴングを鳴らせ 次世代エンペラーは この「 俺 / 僕 だ!」
悪戯(いたずら)して悪ノリしてほらほら煽(あお)ってく Style で
1から100 いただきます
毎度ありがとうで君のm・・・ まさかの ひ、引き分け!?(えーっ)
出典: おこちゃま戦争/作詞:れをる 作曲:ギガP
お互いに相手のことを認めているとは少しも思っていない2人。
いえ、ひょっとすると無意識のうちに認められていることは分かっているのかもしれません。
それでも相手が腹立たしいと思うのに変わりはないようです。
また2人は仲が悪いだけでなく、副王という重要なポジションを争う相手。
歌詞2行目では2人が親の跡を狙っていることが分かります。
自分の得意な戦法に誘い込んで、勝敗をつける毎日。
そして、今日の勝敗は…どうやら勝敗が決しない場合もあるようです。