その言葉は「おまじない」のように

No Cryin'
誰かを愛したいなら
涙をごくりと飲み込んで
か弱い心肥やしてくれるのは
悔しさとか罪の意識
さらば強くあれ

出典: BLEED/作詞:稲葉浩志 作曲:稲葉浩志

生涯をともにする最良のパートナーに、ありったけの愛を捧げるということ。

誰も到達できないような高みへと登りつめるということ。

これらは男としての究極の人生目標となりうることでしょう。

どうすれば、これらのことがらの実現が可能になるか。

稲葉はシンプルに言葉を繰り返します。

強く、強く、強く。ただ強くなるんだ。

強くなって命をかけて女性を守れ。

強くなってどんな壁をも打ち壊していけ。

「おまじない」のようなこの言葉は、「龍が如く 極」のコンセプトと完全に一致します。

真の成長には苦痛を伴う

開いた傷口から流れ出していくのは
きりのない迷いと戸惑い

出典: BLEED/作詞:稲葉浩志 作曲:稲葉浩志

後悔、罪悪感、悲哀などの激情は、長い時間心身を痛めつけていきます。

それらがある種のワクチンとなって、より強い自分が形成されていくのです。

傷つけば傷つくほど人間は強く立派に成長します。

逆の発想をすると、「楽な成長」は「真の成長」とは言えません

それは「慣れ」や「麻痺」と言い換えることができるのかもしれません。

飽くなき探究心やチャレンジ精神が、知らぬうちに「本物の男への道」を示してくれています。

泣くんじゃない!

No Cryin'
誰かを愛したいなら
涙をごくりと飲み込んで
等身大の自分自身でいたいだろ
最期の瞬間まで立っていたいだろ
さらば強くあれ

出典: BLEED/作詞:稲葉浩志 作曲:稲葉浩志

「BLEED」の歌詞は、男がなすべき優先順位をも教えてくれているように思います。

誰かに対して怒りの感情をぶつけたい。悔しくて切なくて涙を流して叫びたい。

その気持ちは分かるが、今はその時ではない。

最優先事項は「強くなること」だ。

だから、感情的になるな、涙を流すな。

野望のために成すべきことを常時考えるんだ。

エモーショナルでありながら、自身を律することも提示する歌詞のバランスは絶妙です!

曲名「BLEED」の意味を考察

ここで改めまして、曲名である英単語「bleed」意味について考察してみましょう。

「bleed」とよく似たスペルの単語として「血」を意味する「blood」という単語をご存知でしょうか。

この単語からも連想できるように、「bleed」には「血を流す」という意味があります。

他にも「心がとても痛む」という意味も。

さらには、出血から連想させて「死ぬ」という意味での使用までもできるのです!

この言葉には「痛めつけられる」に近いニュアンスの意味が含まれていますね。

本曲の意味としては「身命を賭す」という言葉が適切ではないでしょうか。

「憧れ」で終わらせないでください

いかがだったでしょうか。

自分自身の成長のため、夢や野望のため、最愛の女性のための「BLEED」。

ゲームのコンセプトと稲葉の意志が組み合わさった奇跡の作品がこの曲でございます。

「男」としての理想の生き様が詰まったこの歌詞に感化され、あなた自身も「BLEED」してみてください。

くじけそうになったときに心に反復するキーワードはとてもシンプル!

「強くあれ」です!

この記事によって、少しでも「BLEED」への興味関心や理解を深めていただけますと光栄でございます。

ロックンロールシンガー稲葉浩志のこれからの活躍に期待しましょう。

ご覧いただき、誠にありがとうございました!

OTOKAKEの稲葉の世界へようこそ!