豆柴の大群「大丈夫サンライズ」

WACK所属の5人組アイドル

豆柴の大群【大丈夫サンライズ】歌詞の意味を徹底考察!大丈夫と断言できる理由は?対比する表現にも迫るの画像

今回ご紹介するのは、バラエティ番組の企画から誕生したアイドルグループである「豆柴の大群」です。

TBSテレビのバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』の企画である「MONSTER IDOL」から誕生した日本の5人組女性アイドルグループ。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/豆柴の大群

バラエティからアイドルグループが結成されるというのは大変珍しいこと。

それに加えてBiSBiSHなどと同じ事務所WACKに所属していることからも、一筋縄では行かないことが想像できます。

今回ご紹介するのは彼女たちが2020年3月4日にリリースした2ndシングルより、表題曲「大丈夫サンライズ」です。

また、同日にはシングル『りすたーと』も同時リリースされました。

「大丈夫サンライズ」は、WACKプロデュースの1曲。

サウンドのみならず、その歌詞にもWACKらしさが感じられることでしょう。

今回は「大丈夫サンライズ」の歌詞を徹底解説していきます。

「大丈夫サンライズ」のMVはYouTubeで公開中

YouTube上では「大丈夫サンライズ」のMVが公開されています。

メンバーたちのリップシンクシーンが1名ずつ丁寧に撮られているため、メンバーのことがじっくりと見られる映像です。

また、サビではメンバーたちによるダンスシーンが大胆に使われています。

大きなギミックなどはなく、シンプルな作りといえるMVですが、それがメンバーたちの魅力を引き出しています。

豆柴の大群の1員として、新たな道へ進み始める彼女たちのフレッシュさが画面から存分に伝わってくる映像です。

是非ご覧になってから、この後に続く歌詞の解釈を読んでいただければと思います。

人生の行き先

主人公の苦悩

から回ってばかりいた 歩いてた道で
行方不明さ ここはどこなんだろう
うずくまってばかりいた 部屋の片隅で
吐き出すんだ 満足 できてなくて

出典: 大丈夫サンライズ/作詞:JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ

冒頭の歌詞からは主人公が思い悩んでいることが伝わってきます。

1、2行目には日々がうまく行かないことへの苦悩が描かれていると考えてよいでしょう。

1行目の「道」というのはこれまで歩んできた主人公の人生のことを指しているのではないでしょうか。

主人公はこれからの人生に対して迷っていたり、今現在の自分に対して疑問を抱えていたりしているようです。

目標を設定できず、今後の人生の行き先を見失っているのでしょう。

3、4行目ではそんな苦悩を抱えている主人公が部屋で独りぼっちで膝を抱えている様子が描かれているのでしょう。

現状に満足できない自身の感情を吐露しています。

どうすればいいのか分からず、独り自分の殻に閉じこもっているのでしょう。

その中で主人公はどのように現状を打破していくのでしょうか。

それについては次の歌詞パート以降で描かれています。

涙は頑張りの証

いつも何か足りなくて
繰り返しの失敗で
こぼれた涙の数だけ 勲章さ

出典: 大丈夫サンライズ/作詞:JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ

前述のパートでは、主人公の人生への苦悩が語られていました。

今度は今までの失敗を振り返りながら、前向きになろうとしている様子が描かれています。

自分の欠点を受け入れて、今まで傷つきながらも頑張ってきた自分を労ってあげようとしているのでしょう。

沢山の涙を流しながら歩んできた道を受け入れることで自分のことを認めようとしているのが分かります。

涙をネガティブなものとは捉えず、今までの自分の頑張りの証として受け入れているのでしょう。

自分を認めることで、これからの人生もどうにかなるとポジティブに捉えようとしているのが分かります。

「大丈夫サンライズ」に隠された意味とは

未来への希望

何回だって立てるさ
傷だらけは裏切らないんだから
ありったけの夢のかけら集めたなら

出典: 大丈夫サンライズ/作詞:JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ

今までの苦しみも乗り越えてこれたのだから、これからの人生の苦しみも乗り越えていけるはず。

幾つもの挫折が待ち受けているであろうこれからの人生も前向きに頑張っていこうという想いが伝わってきます。

心に数え切れないほどの傷を負いながら、それでも夢に向かい歩を進めようとする主人公の強さ。

これまでの経験が彼女にその強さを与えているのでしょう。

3行目には今人生の行き先を見失っている彼女が、また夢に向かって進んで行こうという決意が表れています。

冒頭の歌詞パートで表されていた今後の人生に対しての迷いの気持ちはここではほとんど見当たりません。