「水曜日のダウンタウン」の企画から生まれた名曲
ダウンタウンの2人が司会を務める大人気バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(通称「水ダウ」)。
そんな水ダウの大人気企画のひとつだった「モンスターアイドル」をご存じでしょうか。
この企画は、アイドルが大好きで可愛い子に目がないクロちゃんがアイドルグループをプロデュースするというもの。
メンバーに選ばれた子たちは、なんとWACK所属のグループ「豆柴の大群」としてデビューする権利を得ることができます。
もちろん、メンバーを選抜するのはプロデューサーのクロちゃんです。
クロちゃんに選抜してもらうために、必死に頑張った女の子たち。
そんな女の子たちをもて遊び、横暴で自分勝手なプロデューサーっぷりを披露したクロちゃん。
さまざまなドラマが展開され、最終的にメンバーとしてクロちゃんが選抜したのは以下の4人でした。
- アイカ
- ナオ
- ミユキ
- ハナエ
この4人で歌うデビュー曲として書かれたのが、クロちゃん作詞作曲の「りスタート」なのです。
当初は4人でこの楽曲を歌うことが決定し、MVの撮影も完了させた豆柴の大群。
しかし、番組側はさらに企画を盛り上げるために「クロちゃんの処遇を決める視聴者投票」を行いました。
クロちゃんに今後もプロデューサーを続行してほしい人は「りスタート 続行ver」のCDを購入。
クロちゃんのプロデューサー解任を望む人は「りスタート 解任ver」のCDを購入。
クロちゃんのプロデューサー解任&罰を受けてほしい人は「りスタート 解任&罰ver」のCDを購入。
以上の条件で、3パターンのジャケットCDを販売した豆柴の大群。
その結果、最も売り上げ枚数が高かったのは「解任&罰ver」でした。
クロちゃんはプロデューサー解任となり、番組内で罰ゲームを受けたのです。
さらに、合宿の際クロちゃんの自分勝手な理由により脱落させられた、カエデもグループ加入が決定。
5人体制でグループ活動することも決まりました。
さまざまなドラマを乗り越えて、デビューをすることができた豆柴の大群。
「りスタート」はそんな華々しいデビューを飾るのにふさわしい明るくてポップな曲に仕上がっています。
可愛いメンバー達と動揺するクロちゃんが登場するMVは必見!
メンバーが決まる前から、大きな話題をよんでいた豆柴の大群。
「りスタート」のMVが公開された際は、Twitterのトレンドに載るほど大注目を集めました。
MVが公開されてからわずか1ヵ月のうちに、再生回数は1000万回を突破したのです。
ものすごい数の人たちが、この企画に注目していたということが分かりますね。
MVでは可愛く踊るメンバーと、目隠し状態でオロオロとメンバーの後ろを彷徨うクロちゃんの様子が登場します。
クロちゃんは何も告げられずに、目隠し状態でMVの撮影現場に連れてこられたのです。
そして、そのままMVを撮影していることが、映像を見ると分かります。
メンバーの可愛いダンスや、クロちゃんのコミカルな動きに癒されるこのMV。
ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
クロちゃんの作詞のセンスはすごい!?歌詞の意味を考察!
番組内で「りスタート」の歌詞を書いて、メンバーたちに披露したクロちゃん。
クロちゃんの独特なセンスが光る歌詞に、最初は苦笑いをする人たちもいました。
しかし、企画の面白さも相まって「りスタート」は爆発的にヒットしたのです。
ネットでは「クロちゃんは作詞の才能がある!」と称賛する声も多く上がり、歌詞の内容も注目されています。
ここからは、そんな「りスタート」の歌詞の内容を詳しく紹介していきましょう。
1番の歌詞
昔はロマンチストだったけど…
織姫と彦星の関係を
ロマンティックに
感じなくなったのはいつから?
出典: りスタート/作詞:クロちゃん 作曲:クロちゃん
この歌詞の主人公は、夢に向かって頑張る女の子です。
昔は「織姫と彦星の物語」を聞いてロマンチックだと思っていた主人公。
しかし、いつの間にか現実主義な考えへと変わっていってしまったのでしょう。
運命や奇跡といったものを信じられなくなっていることが読みとれます。
夢を諦めたくない…!
かけぬける風に託した想い
言葉では伝えることができなくなってる
出典: りスタート/作詞:クロちゃん 作曲:クロちゃん
夢を叶えることを諦めかけている主人公。
しかし、心のどこかで「夢を諦めたくない!」という気持ちも抱いているのでしょう。
運命や奇跡なんてないと思っているけど、頑張り続ければ夢は叶うかも…。
そんな揺らいでいる気持ちを描いているのだと思います。
試練に立ち向かおうとする主人公
名もなき神が与えた試練に
バケツの水をひっくり返して
サ・ケ・ン・デ・タ!!
出典: りスタート/作詞:クロちゃん 作曲:クロちゃん
夢を叶えたい主人公の前に立ちはだかっているさまざまな試練。
しかし、その試練さえも乗り越えてやる!という主人公の強い気持ちが描かれているのでしょう。
バケツの水をひっくり返すような勢いで、試練に真っ正面から立ち向かおうとしているのだと思います。
夢を叶えたいという気持ちを言葉で上手く伝えられないから、叫んでいるのだと解釈することもできますね。