挫折を乗り越えて

何回だって飛べるさ
傷だらけが裏切らないんだから
ありきたりのことしかいえないけど
大丈夫サンライズ

出典: 大丈夫サンライズ/作詞:JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ

主人公は今まで自分が経験してきたことは裏切らないと確信しています。

苦しみを乗り越えてきた数だけ、自分は強くなっているはず。

そしてこれからもそんな今までの生活を糧に挫折を乗り越えていくことができるはずだと考えているのでしょう。

そして、4行目にはタイトルにも用いられているフレーズが使われています。

「大丈夫サンライズ」という言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか。

「サンライズ」という言葉は英語の「sunrise」を意味しています。

日本語に訳すとこれは「日の出」という意味となるのです。

このことから、このフレーズには「日は必ず昇るから、大丈夫」という意味が隠されているということが分かります。

これは人生における日陰の時期は必ず過ぎ去り、その後には日向のように暖かで幸せな時間がやってくるということでしょう。

だから心配しなくても大丈夫だと私たちに伝えたいのではないでしょうか。

憧れの場所で

新たな不安

憧れただけだったとこに踏み入れて
行方不明さ 心の奥深く
不満ばっかたまってた 時よりも強く
満足に 笑えなくなってるかな

出典: 大丈夫サンライズ/作詞:JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ

今まで憧れていた場所に自分の努力によってようやく立つことができたようです。

しかしそこにあったのは新たな不安でした。

今までの鬱屈とした感情が無くなった代わりに自分のことが分からなくなってしまった

そこには自信の欠如や、自分の能力不足への落胆もあるのかもしれません。

今までのハングリー精神に溢れていた時期と比較すると、どこか笑顔さえもぎこちなくなってしまった主人公。

人生の新たなステージに辿り着いて、今までの生活において通用していた処世術が通用しなくなっているのでしょう。

主人公の動揺が感じられる歌詞パートです。

豆柴の大群のメンバーたちの心境

安心なんてできない
ここからのが大事なんだわかってる
ありったけの自分たちの力を込めて

出典: 大丈夫サンライズ/作詞:JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ

1行目の歌詞からは憧れの場所に立ったからといって、主人公にとっての夢が叶ったというわけではないことが分かります。

むしろここからの方が困難であり、自分の夢にとって大切な時期なのだと考えているようです。

だからこそ今自分の全ての力を使って、理想の未来を手に入れようとしているのでしょう。

また今までは1人称単数形で歌詞の物語ですが、3行目では「自分たち」というように複数形で表現されています。

これは主人公の境遇と豆柴の大群のメンバーたちの境遇をシンクロさせているのではないでしょうか。

今彼女たちはアイドルとしてデビューし、夢への階段を登り始めています。

アイドルになるという夢を掴んだ彼女たち。

しかし日本では多くのアイドルが活躍しており、群雄割拠の業界といえます。

そこで活躍するためには並大抵の努力では通用しないと想像するのは容易いことです。

だからこそ、彼女たちは全力を尽くしてアイドルとして活動していこうと考えているのでしょう。

「大丈夫サンライズ」はそんな彼女たちの決意が表れた楽曲ともいえるのではないでしょうか。

夢の続きへ

心配だってわかるよ
辛いことばかりじゃないのだから
ありきたりのことしかいえないけど
大丈夫サンライズ

出典: 大丈夫サンライズ/作詞:JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ

これから自分たちがどうなっていくのかということへの不安。

しかしその心配さえ受け入れ、これから苦しいこと以外にもきっと楽しいことがあるはず。

アイドルとして活動し始めるようになったが故に抱えることとなった苦悩。

しかしアイドルとなることは彼女たちにとって夢であったことは疑いようのないことです。

だからこそ、アイドルとしての道を頑張っていこうという気持ちを皆一様に強く持っているのでしょう。

そしてこれからの道もきっと自分たちなら乗り越えられるという想い。

それがこのパートでは「大丈夫サンライズ」という言葉で表現されています。

大丈夫という言葉は、現状を柔らかく肯定する言葉です。

これからの未来がどうなるかは分からないけれど、きっと大丈夫。

「大丈夫サンライズ」は現状や見通しの見えない未来を、優しく肯定してくれる楽曲でした。

まとめ

今回はアイドルグループ豆柴の大群の楽曲「大丈夫サンライズ」の歌詞の意味解釈をお届けしました。

彼女たちのこれからの長いアイドル人生への期待と不安が吐露された楽曲

そこには彼女たちのアイドルとしての決意が隠されていました。

今後の豆柴の大群の活躍が楽しみですね。

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