「BiSH-星が瞬く夜に」について
1stアルバムに収録!
この曲は、2015年5月27日に発売されたBiSHの1stアルバム『Brand-new idol SHit』に収録された曲です。
BiSHの指導が宣言されメンバーが決まってから約2ヶ月ちょっとでの発売となったこのアルバム。
「BiSH-星が瞬く夜に」以外にも「MONSTERS」や「サラバかな」といった、1stアルバムとは思えないほど名曲が詰まったアルバムとなっています。
これからBiSHという存在が大きくなっていく期待が感じられる1枚です。
また、2016年1月20日発売の2ndアルバム『FAKE METAL JAKET』にもこの曲が収録されています。こちらも見逃せませんね。
1stアルバムのタイトルにもなっている「Brand-new idol SHit」とは「新生クソアイドル」という意味で、BiSHという名前はこの言葉からとられています。
結成当初は「新生クソアイドル」という肩書きで活動していましたが、2016年にavexからメジャーデビューをする際に「avexに失礼だから」という理由でその肩書きを外すこととなりました。
現在は「楽器を持たないパンクバンド」という肩書きで活動しています。
BiSHのキラーチューン!
「BiSH-星が瞬く夜に」は、彼女たちのキラーチューンとなっています。
冒頭からアップテンポなリズムで切り裂いていくこの曲は、始まった瞬間に会場が一気に盛り上がること間違いなしです。
ライブでは必ず演奏され、時には1回のライブで複数回演奏されることもあります。
BiSHの絶対に外せない曲の中の1つです。
歌詞に隠された意味とは?
アイドルの命は如何に?
ああ嫌い oh やめにしない?
ハッタリばかり oh
幾千のここはまるでパラダイス?
間違い 算数苦手な学生たちが
oh あくせくと 電卓たたく世界
ギンギンに拡散なされた
アイドルの命は如何に?
出典: https://twitter.com/bish_lyric_bot/status/792345221853876224
BiSHの初期曲ということもあって、彼女たちの存在意義を自問自答するような歌詞ですね。
「世の中であくせくと必死に働いて生きている人たちに対して、私たちは何ができるのだろうか?」
そんなことを考えているような歌詞です。
「BiSをもう一度始める」という宣言の元活動が始まったBiSH。
聴き手に向けて歌っているというよりは、BiSH自身に向けてアイドルとは何かと歌っているように感じます。
彼女たちは自分自身の存在を見つめ直しているのではないでしょうか。
BiSHというグループの自分たちは、どんな運命を辿っていくのか。
それを考えているのかもしれません。
今では日本には沢山のアイドルが存在しています。
多くいるということは、それだけ埋もれる可能性が高いということを表しているのです。
世間一般には気付かれずに無くなっているアイドルグループも沢山あるでしょう。
そんな中で、BiSHというグループはどんな風に変化していくのか。
普通の会社で働くのとは全く違う芸能の世界。
自分たちの才能を活かすも殺すも、結局のところ自分たち次第なのです。
化け物だって気にすんな
行かなくちゃ化け物だって気にすんな
星が瞬く夜にkeep my face
あどけないそりゃね決定からの速さは異常だし
言わないで化け物だって気にすんだ
星が瞬く夜にkeep my face
裏返しでもなんでもいいよ
すぐ欲しがりだね行っちゃうの?
出典: https://twitter.com/bish_lyric_bot/status/933212055070322689
サビの歌詞です。
この歌詞で耳に残るのが「化け物だって」という部分。
この「化け物」とは何を指しているのでしょうか?
これは自分たち自身を「化け物」として考えているように感じます。
BiSHの元となっているBiSはアイドル界の異端児で、正統派な可愛いアイドルとは真逆の、いわば「アイドル界の化け物」的存在でした。
そのBiSを受け継ぐBiSHは、活動開始時はBiSと同じ「アイドル界の化け物」的存在を目指していたに違いありません。
そんな「化け物」として世間から批判的な声を浴びようとも、私たちは私たちの道を行くといった気持ちを込めて作られた歌詞なのかもしれません。
この楽曲の中でのキーワードといえる、「星」とは一体何を表しているのでしょうか。
「星」というのは夜空に無数に光っている物体です。
もしかしたらこれは、他のアイドルグループを指していると考えられるのではないでしょうか。
つまり他の無数に存在するアイドルグループと戦っていく姿勢が表されていると考えられます。
化け物と呼ばれても、自分たちには他のグループとは違う個性がある。
だから平然としつつ、自分たちの道を進んでいこうと考えているのではないでしょうか。
6行目の歌詞には、普通のアイドルグループはやらないようなことをやっていこうというBiSHの姿勢が表れているのでしょう。
他のグループから見れば邪道と思われても仕方がないようなことも、やっていくのが彼女たちです。
どれだけ泥臭くても売れるためなら手段を問わないとでもいうかのような、ハングリー精神が彼女たちの持ち味でしょう。
メンバー同士の個性のぶつかり合い。
大人数アイドルグループから見れば少数グループといえるBiSHですが、だからこそ1人1人の個性が輝くのです。
BiSHとしてやっていこうという気持ち
自分たちの個性
正解 嘘つきだらけ問題ありの キツネちゃんたちも
ここに来ればパラダイス!
出典: 星が瞬く夜に/作詞:BiSH,JxSxK,松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ