サビは2人揃って「おいなりさん」と熱唱。
楽曲の中にもしっかりとキツネツキのバンド名にちなんだ要素を盛り込んで来ます。
……いえ、ちょっと待ってください!
公開されている歌詞の中に「おいなりさん」なんて言葉は一つも見当たりません。
そう、これは「おいなりさん」ではなく「All Winner Ring Sun」なのです。
訳してみても意味が通らないので、まさにそう聞こえるように単語を並べたのでしょうね。
本人たちも歌詞はそうなっているものの完全に「おいなりさん」と歌っていると語っていました。(笑)
1:53~少年漫画のようなセリフから垣間見る結束力
やはり2人揃って歌う姿が映されるシーンは力強く、感じさせられるものがあります。
歌っているのも「ふたりでどこまでもいけるさ」という内容。
いくら仲が良いと言ってもこんな少年漫画のようなセリフ、照れくさくてなかなか言えるものではありません。
その立ち姿から、ここまで彼らの道を作って来たものはメンバー同士の固い結束なのかもしれないなと思わされました。
同時に、2人がキツネツキとしても邁進していくという気持ちもこの曲には表されていましたね。
歌詞に描かれるのは2人の絆
サビ部分は少し紹介しましたが、シンプルで伝わりやすい歌詞となっていたので、意味を読み解くまでもないかと思います。
そうなるとメロ部分が意外と肝になってくるのではないかと気になって来ますね。
ということで、メロ部分の歌詞もここでちょっぴり覗いてしまいましょう!
思いがけない共通点も彼らにとっては…
わかってたさ あらかじめ
おもいだすまでもないね
てんとてんが せんとせんが
きみとぼくを つないでる
出典: ふたりはサイコ/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
この部分もまさに菅原と滝の絆を表したような内容の歌詞となっていますね。
「点と点が繋がって線になる」とはよく言われますが、2人の間にも思いもよらない部分で繋がっている部分がたくさんあったのでしょう。
例え話ですが、お互い知らないところで共通の知り合いが居たり、約束もしていないのに同じ場所に居合わせたりなど。
そういうことって偶然でも片付けてしまえますが、運命を感じてしまう部分ってありますよね。
それも普通なら「世間は狭いね!」なんて言って驚くのでしょうが、この2人は「やっぱりね」といった感じです。
WOW なにがおきても
ころがる ふたつの サイコロ
WOW あたらしいこと
いますぐ はじめよう
出典: ふたりはサイコ/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
「何が起きたって2人なら乗り越えていくことが出来る」と言うような強い信頼を露わにしたBメロ。
「あたらしいこと」とはまさにキツネツキというユニットのこと。
この曲がユニットを始めるにあたっての気持ちを語ったものだということを感じさせますね。
ユニットのスタンスを物語る
かまわないさ なげやりで
あぶりだされてしまえって
てんとてんの せんとせんの
うえにぼくら うかんでる
出典: ふたりはサイコ/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
投げやりでも構わないと言っているのは、「そんなに肩肘張らずにやろう」という意味。
このユニットでは難しいことは抜きにしてやっていこうという意志が垣間見えます。
「あぶりだされてしまえ」というのは、自然にやっていれば自分たちの色も勝手に出る…といったところでしょうか。
点と点、線と線の上に浮かんでるという表現は、いろんな縁によって2人が一緒に居られるということを表しているのでしょう。
何はともあれ2人は最高!
WOW なにがおきても
ころがる ふたりは サイコー
WOW なにくわぬかお
いますぐ ぬけだそう
出典: ふたりはサイコ/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
自分たちで「最高」と言えてしまうほど、2人の相性が抜群だということを覗かせます。
何が起きたって2人が揃っている限り、何食わぬ顔で乗り越えてやる。
ここからサビの「おいなりさん」に繋がっていきます。
これはまさに自己主張、2人の絆を聴く人に知らしめんとする1曲なのですね。