tacica「LEO」の歌詞の意味とは？「ハイキュー!!」ED曲は影山の曲？夢に走る思いが熱い！

ここまで、「本当にそれでいいのか？」と問いかけるような歌詞が続いていました。

一転、ここでは滑走路から飛び立つような歌詞が印象的です。

かつてチームメイトとうまくいかなかった理由。そして、いま目の前の敵を倒せない理由。

胸に渦巻くネガティブな言い訳を、心から取っ払えと言っています。

言い訳で武装していた心をさらけ出して、そこに残っているのが本当の強さを身につけた僕なのです。

その強い心だけを持って、どこまでも高みを目指していこう。

そう高らかに歌う歌詞は、"頂の景色"を目指している影山たちにもぴったりと当てはまりますね。

これまでのサビと似ているフレーズを使っていますが、その内容はかなり違っています。

僕が走り出したことで、灯ったテールランプ。

冒頭では、広すぎる地図の前で立ち尽くしていた僕が、いまやランプを灯して先頭を走っているのです。

そして、僕の切り拓いた道に続く者たちもしっかりと地図を心に抱えています。

地図、それはぶれない夢や未来予想図のようなものではないでしょうか。

座標が定まらずなんとなく走るのではなく、目指すべき場所ができた様子が浮かびます。

そこをめがけて走っていれば、窮屈で退屈だった夜も"大切な夜"に変わるのです。

悩み立ち止まり、自問し、苦しんだ影山。

しかし、インターハイ予選を通じて彼はまた大きく成長します。

その心の揺れ動きや、飛躍に見事にシンクロする歌詞になっているように感じました。

「LEO」自体はアニメのための書き下ろし楽曲ではありません。

しかし、ここまでキャラクターに寄り添う歌詞になっていたとは驚きました。

この楽曲を見つけ出してきて、青葉城西戦の話数でEDに起用したスタッフには脱帽です。

このEDテーマがあったからこそ、影山のエピソードがより際立ったことは間違いありません。

楽曲の持つ力、アニメに与える影響力を考えさせられた1曲でもありました。

MVがフルで公開されています。

シンプルな映像ですが、ランプが効果的に使われていてとても印象的です。

観ているうちに視聴者の心にも明かりが灯るような、そんなMVではないでしょうか。

もがき苦しみながらも夢をつかもうと必死に走る僕の姿を描いた「LEO」。

その歌詞を紐解いてみましたが、いかがでしたでしょうか。

夢を追いかけることの苦しさや、苦しいからこそ見える景色。

そんな言葉にするのが難しい感情を、tacicaらしい独特なワードセンスで楽曲に閉じ込めていました。

楽曲のファンで「ハイキュー!!」はよく分からない……という方がいたら、ぜひ漫画とアニメをご覧ください！

「LEO」と見事に合っているED映像を楽しむことができますよ。

最後は「OTOKAKE」のおすすめ記事です。

アニメ「ハイキュー!!」の関連楽曲を紹介しているものをいくつかご紹介します！

こちらは「LEO」が流れたアニメ第1期ではなく、その続きを描く第2期のOP曲です。

インターハイ予選を経てたくさんのものを得たチーム烏野。

彼らがもっと成長しようとする姿にぴったりの楽曲を、アニメにも触れつつ紹介している記事です。

こちらはさらに先、第3期のOP曲の紹介記事です。

第3期は白鳥沢学園と対戦することになる烏野。

強大な敵に挑んでいく彼らにふさわしい、「LEO」同様に力がもらえる楽曲となっています！

ぜひこちらの記事もあわせてお楽しみください♪