tacicaの「HALO」に突き動かされる!

tacica【HALO】宇宙兄弟OP曲の歌詞の意味を解釈!性懲りもなく目指す夢…アナタにもある?の画像

tacicaが歌う「HALO」「性懲りもなく目指す夢」が描かれた曲。

曲調はとてもポップですが、聴いているうちに「何かをしたい」という気持ちに心が突き動かされます

どうして「HALO」を聴いていると、そんな気持ちになるのでしょうか。

「HALO」の歌詞が意味しているものについて考えてみます。

「HALO」はアニメ「宇宙兄弟」のOP曲!

tacica【HALO】宇宙兄弟OP曲の歌詞の意味を解釈!性懲りもなく目指す夢…アナタにもある?の画像

tacicaの「HALO」はテレビアニメ「宇宙兄弟」のオープニングテーマとして起用されました。

「宇宙兄弟」は2012年から2014年にかけて、全99話が放送された尺の長いアニメ

「HALO」は第76話から第87話まで使用されました。

「宇宙兄弟」はこんな作品

tacica【HALO】宇宙兄弟OP曲の歌詞の意味を解釈!性懲りもなく目指す夢…アナタにもある?の画像

「宇宙兄弟」は、宇宙飛行士を夢見た2人の兄弟の物語。

幼い頃は宇宙飛行士になるという夢を抱きながら、一度はそれをあきらめた兄・六太(ムッタ)

夢をかなえ、宇宙飛行士になった弟・日々人(ヒビト)

この2人の対比がとても面白い作品です。

序盤ではムッタがもう一度宇宙飛行士を目指す様子が描かれます。

脱サラして宇宙飛行士選抜試験を受けることになったムッタを応援したくなるはず。

そして中盤からは、月に行ったヒビトの挫折と再起などが描かれます。

これまでスーパーマンのように見えていたヒビトにも、人間らしい部分がある。

それに気づいた時、ヒビトに親近感を抱くはずです。

他にも個性豊かなキャラクターが登場する「宇宙兄弟」。

彼らの共通点は、誰の胸にも「あきらめられない夢」があること。

どの話数にも心が揺さぶられる描写があり、おすすめです!

ボーカル・猪狩さんも「宇宙兄弟」ファン

tacica【HALO】宇宙兄弟OP曲の歌詞の意味を解釈!性懲りもなく目指す夢…アナタにもある?の画像

tacicaのボーカル・猪狩さんも「宇宙兄弟」の大ファン!

アニメ化される前から原作を読んでいたそうで、タイアップが決まってとても嬉しかったとか。

「宇宙兄弟」を読み込んでいる猪狩さんは、「HALO」をつくるうえで心がけたことがあるそうです。

それは、「何かをしたい」と思ったとき、とり憑かれたように夢中になっていく気持ちを描くこと。

tacicaの公式サイトでは猪狩さんのインタビューを読むことができるので、ぜひチェックしてみてください。

tacica HALO 2013.11.27 release

「HALO」の歌詞の意味を解説!

tacica【HALO】宇宙兄弟OP曲の歌詞の意味を解釈!性懲りもなく目指す夢…アナタにもある?の画像

それでは「HALO」の歌詞の意味を、ひとつひとつ考えていきましょう。

哀しみの日々に贈られた「花束」

空想が花束をくれる
頑丈な哀しみの下に

真っ新な世の中の丘で
未だ且つてない不思議から
一体 何が零れるの?

出典: HALO/作詞:猪狩翔一 作曲:猪狩翔一

幼い頃に描いていた。それは「空想」のように現実味のないものだったでしょう。

大人になってあきらめたと思っていても、なかなか忘れられないものです。

やるせない日々や停滞していた日々の中、「哀しみ」がつのっていきます。

分厚く頑丈になった「哀しみ」からは抜け出せないと思っていたとき。

あきらめたはずの「空想」が「花束」となり、自分に差し出されたのです。

どんよりとした景色の中に鮮やかな色が差してくるような表現ですね。

まるで「宇宙兄弟」でムッタのもとに届いた宇宙飛行士選抜試験の通知のようです。

もう一度夢を目指すことを決意し、「真っ新(まっさら)な」丘の上に立つ主人公。

そこにはまだ知らないことや不思議なことがたくさんあります。

不安もありますが、恐れることはありません。

「何が零れるの?」という、未知のものへのワクワクを胸に、再び歩き始めるのです。

「性懲りも無く」夢を目指す