歌詞に出てくる「飛行船」とは一体何なのか。
どこかの民族楽器のようなバックミュージックから始まる「飛行船」。
カラオケで歌おうものなら5回は練習が必要なほど、独特なリズムをしているのが特徴です。
そんなリズムでも完璧に歌いこなしてしまう三浦大知。
彼は日々進化しているのでしょう。
気になるのは歌詞に出てくる「飛行船」。
自分とは何かを問いかけ、最後は飛行船に乗っていきます。
この飛行船をノアの方舟だと解釈すれば、この世界からの脱却を歌っているように聞こえます。
一方で、「みんながそうするから、自分もそうする」
そんな日本人特有の同調意識を、飛行船という言葉で揶揄しているようにも聞こえます。
何を伝えたかったのかは本人のみぞ知るといったところ。
いずれにせよ、一度聞くと不思議な世界に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。
完全独演「球体」に迫る
これまでの三浦大知の楽曲とは異なるサウンドメイク
2018年5月から6月にかけて行なわれた三浦大知の完全独演「球体」。
7月に発売された新アルバム「球体」と連動するかたちで公演が行なわれました。
この公演で三浦大知は、音楽や歌詞、ダンス、舞台演出をハイレベル次元で融合。
総合芸術作品と呼ぶべきステージを実現させました。
最初の楽曲は「序詞」。
深みのあるヴォーカルが響き、三浦大知の新しい物語が始まることを告げました。
2曲目は「円環」。注目すべきは舞台美術と演出です。
大人が数人は包み込めるような大きい環が舞台に現れ、三浦大知はその中に入ってパフォーマンス。
世界観をはっきり表したステージングは見るものを引き込ませました。
「球体」という世界観を描く
演出の中心になっていたのは、これまでの三浦大知には無かったダークかつディープな雰囲気。
R&B系に通ずるような音楽性は、Nao'ymtがプロデュースしたこともあるのでしょう。
序詞の歌詞の中にある「行きたい場所が見つからない 帰りたい場所はあるのに」という一節。
これが物語の軸になっていますが、結局は感じたものが全て。
つまり正解はどこにもなく、見た者がどう感じるかに委ねられているのです。
「球体」と聞いたとき、あなたはどんな形を想像しますか。
完全な丸ですか。それとも地球のような楕円形ですか。
ただ見るだけではなく、見ながら「球体」とは何かを考える。
「球体」が表現している世界観とは何かを想像する。
そんな思考にまで訴えかけてくる演出が「球体」の世界観なのでしょう。
ライブではなく、鑑賞に近い
従来の三浦大知のような、ノリノリのライブ感はそこにありません。
「歌って踊って騒いで」という世界観を想像して「球体」を見ると唖然とするでしょう。
収録されている17の楽曲は、バラバラに独立しているようにも見えます。
しかし、その実で「球体」という作品を作り上げるかのように一つにまとまっています。
この公演を見たとき、恐らくほとんどの人が「これはただのライブではない」と感じます。
映画鑑賞や舞台鑑賞に近いイメージを抱くはずです。
観客一体型となって騒ぐのが本来のはずなのに、少しの物音すらも許されない。
そんな、まったく新しい演出がそこにあるのです。
この演出方法はこれまでになかったため賛否両論があることでしょう。
しかし、賞賛の方が大きければ、新しいライブの形として根付いていくかも知れません。
まとめ
全ての曲をNao'ymtがプロデュースした三浦大知の新アルバム「球体」。
連動した完全独演「球体」にも触れましたが、いかがでしたか。
新しいことにチャレンジし続ける三浦大知。
未開拓のジャンルに挑み続け、パイオニアとなる日も近いでしょう。
今後も三浦大知の活躍から目が離せませんね。
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三浦大知は9歳でキッズヴォーカルユニット“Folder”のメインヴォーカルとしてデビュー。その後、変声期による活動休止を経て、2005年にソロデビューを果たしました。卓越したダンステクニックと抜群の歌唱力センスを持つ彼は、和製マイケル・ジャクソンとも称され、歌って踊れる真のエンターテイナーとして注目を集めています。
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