10月ともなれば、季節はすっかり秋。
体育の日には全国各地で運動会が開かれます。
運動会といえば徒競走やリレー、玉入れに玉転しといった運動をする会ですが、酒飲みにとっては少し違います。
屋外で美味しいお弁当(つまみ)と、お酒を飲む会です。
花見と同じく、昼間から堂々とお酒を飲める最高の機会。
心地よい秋晴れですから、外で飲むお酒もまた格別でしょう。
すっかり飲みすぎて、千鳥足で借り物競争なんかに出てしまいます。
ついに本音がこぼれ出す
十一月は何でもないけど酒が飲めるぞ
酒が飲める 飲めるぞ 酒が飲めるぞ
出典: 日本全国酒飲み音頭/作詞:岡本圭司 作曲:ベートーベン鈴木
少し様子がおかしくなってきました。
確かに11月には、特別お祝いするような行事がありません。
文化の日がありますが、静かに本や芸術をたしなむには酒は不要。
けれども特に何でもないけど酒を飲むのが、本物の酒飲みです。
ついに本心がこぼれ落ちたみたいですね。
どうやら、これまでの四季折々の行事もすべて、単に酒を飲むための理由だったようです。
十二月はドサクサで酒が飲めるぞ
酒が飲める 飲めるぞ 酒が飲めるぞ
出典: 日本全国酒飲み音頭/作詞:岡本圭司 作曲:ベートーベン鈴木
もう包み隠すことはありません。
酒飲みは特に祝う事がなくても、酒が飲めればいいのです。
そういえば、12月といえば何かにつけて宴会が多くなります。
「年末だ」「一年お疲れ様」とドサクサにまぎれて酒を飲んで過ごすのです。
旅の心は酒が飲みたい、ただそれだけ
北の大地、北海道から
ヨーシ!!それでは続いて日本全国飲み歩いて行こう!まずは北海道からー!
出典: 日本全国酒飲み音頭/作詞:岡本圭司 作曲:ベートーベン鈴木
かなり盛り上がってきたようです。
酒飲みは全国を旅する時も、その場所の美味しいものや風物詩とともに酒を楽しみます。
北海道は毛ガニで酒が飲めんでないかい
酒が飲める 飲めんでないかい 酒が飲めんでないかい
出典: 日本全国酒飲み音頭/作詞:岡本圭司 作曲:ベートーベン鈴木
全国飲み歩きは日本の北端、北海道からスタートです。
この飲み歩きでは、歌詞に各地域の名産と、方言が登場します。
北海道といえば、大ぶりで身の詰まった毛ガニです。
北海道では毛ガニをつまみに酒が飲めるぞ、と歌っています。
毛ガニをハフハフしながら北海道産の地ビールなんて最高です。
銘酒ぞろい東北の旅
秋田はキリタンポで酒が飲め~るぞ
酒が飲める 飲め~るぞ 酒が飲め~る~ぞ~
山形はサクランボで酒が飲めんだの
酒が飲める 飲めんだの 酒が飲めんだの
出典: 日本全国酒飲み音頭/作詞:岡本圭司 作曲:ベートーベン鈴木
南下し、秋田に名物はキリタンポ。
東北のしばれる寒さに鍋ものの温もりは沁みます。
秋田は日本有数の米どころ、かなりの銘酒ぞろいですから、熱燗で一献傾けるのが良さそうです。
さて、日本海側を巡り続いて山形です。
山形の名物はやっぱり赤い粒の輝く、サクランボ。
そして、山形も銘酒を誇る地域です。
サクランボと日本酒ともなるとあまり相性がよくなさそうですが、デザートにサクランボですね、きっと。
ちなみに、キリタンポとサクランボで絶妙に韻を踏んでいます。
茨城は納豆で酒が飲めっペヨ
酒が飲めっぺ 酒が飲めっぺ 酒が飲めっペョ
静岡はお茶と一緒に酒が飲めるズラ
酒が飲める 飲めるズラ 酒が飲めるズラ
出典: 日本全国酒飲み音頭/作詞:岡本圭司 作曲:ベートーベン鈴木
旅は関東・中部地方に進みます。
茨城といえば水戸納豆ですが、実は、茨城は関東一酒蔵が多い地域でもあります。
なぜ関東地方で茨城県が選ばれたのか、その理由がわかる気がしますね。
静岡県は、お茶の名産地。
南アルプスの清涼な水で入れたフレッシュなお茶は、香り高くたまらない味わいです。
さて、高い山があり水が綺麗な場所といえば、そうです。
酒ももちろん美味しいだろうと考えるのが酒飲み。
お茶割り、緑茶ハイで、一旦肝臓を休めようという魂胆かもしれません。