君が居ない夜にも慣れてきたけど
自分が自分じゃないみたいだよ
もう一度 もう一度 抱きしめられたい
(XOXO) 後悔ばかり
もしあの時しがみついていたら
今も隣にいてくれたかな
もう一度 もう一度 名前を呼んで
(XOXO) 忘れるなんてできないよ
出典: XOXO/作詞:Dream Ami 作曲:Jon Hallgren/Kanata Okajima
別れた彼が隣にいないことに慣れてきても、笑顔で名前を呼ぶ彼の顔が頭から離れません。
私は1年ほど前に、ある女性と別れました。
お互いに子供を抱える一人親で、彼女と生活を共にできることを真剣に考えていたのです。
しかし、お互い抱える家庭環境や私が患う病気が原因で、自然消滅してしまいました。
今でも不意に彼女を思い出すことがあります。
そんな時は必ずといって良いほど、私の名前を呼ぶ彼女の笑顔が浮かぶのです。
「XOXO」の歌詞のように、「もう1度名前を呼んでほしい…」なんて考えてしまいます。
自然消滅してから1年も経っているのに、こんなことを考えてしまう自分が情けないです。
でも、彼女の素敵な笑顔を忘れろというほうが無理な話。
だってあんなにも素敵な笑顔は、他にはないのですから。
後悔し続ける姿が切ない
もしかすると、この記事を読んでいるあなたも「XOXO」の歌詞と同じ状況ではないですか?
たぶんあなたの頭に浮かぶのは、「どうして」「なぜ」「戻りたい」が多いのではないでしょうか。
「あの時にこうしていたら…」
なんて考えてしまいますよね。
Dream Amiの「XOXO」の歌詞終盤でも、同じような苦悩を歌詞にしています。
残りの歌詞も存分に楽しみましょう。
ケンカをしたとき
ねぇ、私だけが悪いの?
思ってたより君を傷つけてたから
言いたい事ならまだまだあったけど
下を向いたら何も言えなかったよ
出典: XOXO/作詞:Dream Ami 作曲:Jon Hallgren/Kanata Okajima
たぶん「XOXO」の別れは、彼女が彼にいってしまった言葉が原因のように思えます。
彼女の言葉に彼が傷つき、彼から別れを申し入れしたのでしょう。
でも彼女は本当にいいたいことを伝え切れていません。
彼が怒ってしまったか、すぐに別れを切り出したかで、下を向いて何もいえなかったのでしょう。
これも良くあることで、とても共感できます。
別れを切り出されたからといって、彼女だけが悪いわけではありません。
また、別れを切り出した彼だけが悪いわけでもないのです。
付き合っていく過程で徐々に生まれた、ちょっとしたことの積み重ねが別れの原因といえます。
その場で全部修正できていれば、今でも仲良く付き合っていられたでしょう。
でもそんな簡単なことがなかなかできないのが、男女の付き合いで難しいところです。
彼がいない実感
街灯に照らされて 一人帰る道は
涙が溢れる
君無しの未来 生きる時が来るなんて
思わなかった
出典: XOXO/作詞:Dream Ami 作曲:Jon Hallgren/Kanata Okajima
誰しも付き合っている頃に、彼がいない未来を想像することなどできません。
「XOXO」では、駅で彼と待ち合わせをして帰宅していたのでしょう。
いつも通らなければならない道が、どうしても彼のことを思い出させてしまいます。
付き合っている頃は、この帰り道も未来を描く素敵な道だったのですね。
涙があふれてしまう気持ち、とても良くわかります。
忘れられない
君が居ない夜にも慣れてきたけど
次のイメージなんてできないよ
この気持ち知られたら もっと辛くなる
(XOXO) バカみたいだから
終わりが来ること知ってたら きっと
最初から好きになんてならない
どうしてもっと早く気付けなかったの
(XOXO) 代わりなんていないよ
出典: XOXO/作詞:Dream Ami 作曲:Jon Hallgren/Kanata Okajima
忘れられない人を思う時に考えること。
「終わりが来るなら付き合わなかったのに…」
こんな極論にも近いことを考えてしまいます。
あなたの代わりは他に誰もいない、こんな気持ちがあるからそう考えてしまうのですね。
私も同じようなことを、今でも考えてしまいます。
それほどまでに大切な人だったのに。
悔やみ苦しい気持ちが、「XOXO」の歌詞と重なって仕方ありません。
自分の存在
いつもの場所に置き去りの合鍵は
私みたいに忘れられていくのかな
出典: XOXO/作詞:Dream Ami 作曲:Jon Hallgren/Kanata Okajima
彼にあげた合鍵を見るたびに、切なく苦しい気持ちがあふれます。
彼にとっては、その合鍵も自分も大差ないように感じてしまうからです。
「そんなに簡単に忘れられるものなのかな…」
こんな疑問が頭に浮かびます。
捨ててしまってもかまわないはずの鍵なのに、なんだか自分のことのようでなかなか捨てられません。
彼への気持ちが整理できるまで、ずっとその場所に合鍵はあり続けることでしょう。