ヒロインのまっすぐな気持ちが歌われた一曲
作詞を手掛けたAmiさんは映画「ひるなかの流星」のヒロインを意識して相手に対するまっすぐな気持ちを現実に重ねたようなイメージで詞を書いたそうです。
「ひるなかの流星」は田舎育ちで恋愛経験のない女子高生ヒロインが教師やイケメンクラスメイトに初恋をすることで人間としての成長が描かれている恋愛映画となっています。
では、その背景を感じながら歌詞の意味を紐解いていきたいと思います。
「はやく逢いたい」の歌詞の意味
こんなに誰かを想う気持ち
教えてくれてしあわせだよ
お願い はなさないでね
はやく はやく逢いたい
出典: はやく逢いたい/作詞:Dream Ami 作曲:ArmySlick
出だしはサビから始まります。
ストレートに恋をする女子の気持ちが歌詞に込められています。
誰かを想う気持ちを「教えてくれて」とありますが、これは恐らく恋をした相手から「人を好きになること」「恋をすること」を教えてもらったのではないでしょうか?
「お願いはなさないでね・・・」からはこの物語のヒロインのまっすぐな想いがそのまま綴られています。ストレートな表現をすることでヒロインの「初恋」感が伝わってきますね。
歳の割に幼いって今まで言われてきたけど
そんな私を 愛おしそうに見つめてる
言葉に出来ない私の気持ちだって知っていて
そんなあなたに ときめいてます
出典: はやく逢いたい/作詞:Dream Ami 作曲:ArmySlick
愛おしそうに見つめているのはクラスのイケメン男子でしょうか?
このヒロインは今まで年の割に幼いと言われ続けてきたことに少しコンプレックスを感じていた部分があったのでしょう。
そんな部分まで包み込んでくれるような視線に恋をしているヒロイン。
この時点での相手との関係は友人の仲?それとも既に恋人仲なのでしょうか?「見つめている」くらいなのでこの男子もヒロインのことが特別な存在になっているのは間違いないと思います。
ねぇ、好き?って聞いたら
ため息つきながら
ちゃんと答えてくれる あなたが好き
出典: はやく逢いたい/作詞:Dream Ami 作曲:ArmySlick
ここで2人は恋人同士だということが鮮明にわかります。
高校生カップルが交わす会話らしさが出ていて初々しいですね。彼氏がため息をついた心情としては「やれやれまたか」という想いが感じられます。
それでもしっかりと答えてあげるところは彼氏のヒロインに対する想いも感じられますし、そんなところが好きだというヒロインの気持ちもわかる気がします。今彼氏彼女がいる学生の方は共感できるフレーズなのではないでしょうか。
こんなに誰かを想う気持ち
教えてくれてありがとうと
今なら素直に言えると分かったの
涙が溢れて止まらなくて
気づいたらもう走り出してた
お願い はなさないでね
はやく はやく逢いたい
出典: はやく逢いたい/作詞:Dream Ami 作曲:ArmySlick
恋をしたことで人間としても成長していく姿が感じられますね。
好きな人の事を想うと胸がいっぱいになって自然と涙が溢れてくるというのは女性なら経験があるかもしれません。
なぜ涙が出てしまうのでしょうか?人は好きな人ができると強くもなれますが、弱くもなるんですよね。
恋をすると感受性が普段以上に強くなって気持ちの起伏が激しくなるせいかもしれません。
それが初恋なら尚更です。涙が出るほど好きになれるなんて素敵なことですよね。
好きな気持ちとワガママはいつも比例してるから
困らせちゃうし 傷つけちゃうし ごめんなさい
忙しい合間を縫ってかけてくれる電話も
ちょっと拗ねてる私のため
出典: はやく逢いたい/作詞:Dream Ami 作曲:ArmySlick
”好きな気持ちとワガママはいつも比例してる” これは女性ならではですね。でもわかる気もします。
本人もそれをわかっているからごめんなさいという気持ちが芽生えるんですよね。
忙しい合間を縫って電話をかける気遣い、彼女のことが好きだから、彼女のわがままな部分も包み込んであげられるのでしょう。
このヒロインにとって自慢の彼氏さんですね。
季節が変わるたびに
2人の関係も
変わっていくかな?
少し不安だけど…
出典: はやく逢いたい/作詞:Dream Ami 作曲:ArmySlick
ヒロインの不安に感じている一面が垣間見えます。
”季節が変わるたびに”というのは、時が過ぎていくたびに
最高に幸せな今の気持ちが変わっていってしまうのではないかという
不安な心情がうかがえます。
教えてほしいあなたをもっと
カッコ悪いところも全部
見せたくない気持ちも受け止めるから
私にできることがあるなら
全てを捨てて守ってくよ
その手を はなさないから
はやく はやく逢いたい
出典: はやく逢いたい/作詞:Dream Ami 作曲:ArmySlick