伝えられなかった言葉

あふれる

言えずの“ごめんね”が胸につっかえてる
今さら らしくもないけれど
涙 止まらなくて

出典: 冬恋/作詞:田中秀典 作曲:田中秀典

傷つけたまま別れてしまったことは後悔として残るのではないのでしょうか

好きだと思う相手に思ってもない言葉で傷つけるのは辛いことです。

後悔として残ってしまう気持ちを落ち着かせることは時の流れでも難しいでしょう

普段から泣かない人でも、失ってしまった大事なものを思えば涙もあふれてきます。

心から大切だったからこそ、その人を思い泣いてしまうこともあるでしょう。

大事だからこそ手放した時に、別れ方によってはより胸を締め付けることになるのです。

未だに心に残る痛みも、好きだという気持ちに他なりません。

忘れることは出来ない

忘れたふりしたって 忘れらんない
君のこと 強がるたび
ぎゅっと寂しさが胸を締める 何度も何度も
振り返る帰り道 分かってる
会えないね 会えないね
もう ここに君はいない

出典: 冬恋/作詞:田中秀典 作曲:田中秀典

いなくても平気だと、嫌な別れ方をしてしまった後は思うことでしょう。

しかし、時間が経ち冷静になればなるほどに後悔は増します。

いつも一緒に歩いた道ですら思い出がたくさんあるのではないでしょうか。

思い出は特に胸を締め付けますが、それはまだ好きだという気持ちが残っているから。

だから忘れようとしても忘れることは出来ないのです。

胸の痛みが強ければ強いほど、痛みが無くならないくらいに好きなのです。

ですが一度分かれてしまったものは元には戻りません。

もう顔を合わせることが出来ない二人。

隣にいない好きな人を思うと切なくなります

心に居座っているのは君

足りないもの

北風の街 いろんな思い出たち
はがれ落ち たちまち胸を焦がす きっと二人
ちょっと大人になれなかったねって 一人ふけっても
鼻をすすって泣いてるの誤魔化して歩く 気付く…
“君だけが足りない”

出典: 冬恋/作詞:田中秀典 作曲:田中秀典

思い出の詰まっている場所は、出歩けば思い出があふれてきます。

楽しかったことや、ちょっとイラっとしたこともあるでしょう。

そんな思い出達が心を揺さぶるのです。

別れた原因が口論なんて人もいるでしょう。

だからこそ冷静になって、少し間を開けても謝れたら良かった。

もしもその時に行動できていたならば、この場所に一緒にいる未来もあったのかもしれない。

そうした考えもあるのではないでしょうか。

だからこそ、今相手がいないことに涙があふれるのです。

人前という事もあり誤魔化しても、他の大事なものを自分には誤魔化せられない。

好きな人のいない街だと、気づいてしまったのです。

きっといえない

セツナサヒラヒラ
空から舞い降りる 君がいなくなって
ひとりぼっちの冬の夜 忘れたふりしたって
忘れらんない 寂しさが 雪のように積もって
凍え死んでしまいそうだ 愛しい気持ちが
この声が 届かなくても もう一度
会いたくて 会いたくて まだ
サヨナラが言えない きっと… 言えない…

出典: 冬恋/作詞:田中秀典 作曲:田中秀典

気持ちを捨てることは出来ないものです。

愛しい気持ちが強ければ強いほど、なくなることはないのです。

雪は心の穴を埋めることは出来ません

ましてや、慰めてくれるわけでもないのです。

白く積もる冷たい結晶は、一人分の温度を奪うのと同時に心も冷やしていきます。

人を思う気持ちは暖かいもの、しかし一人で感じる寒さには勝てません。

相手が傍にいる、または会えるからこそ心は温まるのです。

ですが、離れてしまった心を引き留めることは出来ませんでした。

それでもと諦められず、好きな人を望んでしまうから別れの言葉が言えないのです。

冬の時だからこそ聞きたい切ないラブソング

切ない恋