MVの出だしでは、画面中心からじわじわと光が現れ、その中にNOISEMAKERの姿が映し出されます。

それはまるで夢のはじまりのよう。

これから何が始まるのかとワクワクする出だしです。

美しいものは永遠には続かない

曲がはじまっても、しばらくは中心部分だけを切り取られたような薄暗い映像。

まるで牢屋の格子の中から外をながめているような気分です。

次のシーンではさっと格子のような黒い影が取り払われ、全面が映し出されます。

しかしその映像は、明るいとはいえないもの。

その薄暗い場所ではNOISEMAKERが一筋の光を浴びながら歌い続けます。

そして音楽が弾けるのと同時にバーッと視界が開け、辺りが明るくなります。

ピカピカと光輝く建物。

薄暗い映像と明るい映像が対比され、きらめくシーンに入ります。

一瞬で消えては映し出されるプロジェクションマッピング。

見ていると目がチカチカしてきます。

じっくりとは見ることができない映像が、さっと通り過ぎては消えてゆく。

これは永遠には続かない美しさを表現しているのかもしれません。

いつかやってやる!

俺たちの力で!

NOISEMAKER【One Day】MV解説!レッドブルとコラボ!プロジェクションマッピングが激渋の画像

特に美しいのは「One Day!」と叫ぶ部分。

一瞬ですが、カラフルにとても明るい光が現れるのです。

曲が盛り上がると同時にプロジェクションマッピングの映像もパッと明るくなる。

これぞアートと音楽の融合ですね。

悶々としている日々を超え、一気にサビで盛り上がりを見せる。

これは、NOISEMAKERが努力を重ねてついに光り輝いた様子に似ているように思います。

歌詞の中でも「いつか自分たちの中にある光を輝かせる」という意味のフレーズがあります。

光は勝手に輝いたのではなく、自分たち自身で輝かせたということ。

彼らの強い意気込みが伝わってくるようです。

NOISEMAKERには英語の歌詞が多いですが、歌詞の一番大事な部分は日本語にしているそうです。

そこで、「One Day」に出てくる日本語詞の部分をご紹介したいと思います。

希望に満ちた光はいつまで?

音もなく 崩れてゆく毎日
小さな光でさえ 照らす道
注ぎ続けて 見えた歩く意味
How long does life go on?

出典: One Day/作詞:AG 作曲:HIDE

絶望することを、「音もなく崩れる」と表現することがあります。

もちろん文字通り音がないのではなく、「静かに・見えない形で」という意味。

しかし、希望を失った瞬間、本当に音が聴こえなくなることがあります。

周りの音が全く聞こえない世界。

どんなにか苦しい世界でしょう。

そんな世界に見えるのは、一筋の希望。

その一筋の希望が、「One Day」のMVでは目に見える光という形で表現されているのかもしれません。

その光を見ていると、この先どのような道を歩んでいけばいいのか分かるような気がする。

「One Day」は、そういった前向きな道を示してくれる光について表現した曲なのかもしれません。

いつかはその光を自分で照らすから待っていてくれ。

そんなメッセージが聞こえてくるようです。

最後の行は、和訳すると「どのくらい人生は続くの?」といったところでしょうか。

この曲の主人公は、将来のことを考え、どの道を歩けば良いのか気付いたよう。

しかしどのくらい長い未来までその道を歩んでいくのかは知る由がありません。

NOISEMAKERの光を求める旅は、まだ続いていきます。

まとめ

NOISEMAKER【One Day】MV解説!レッドブルとコラボ!プロジェクションマッピングが激渋の画像

「One Day」のプロジェクションマッピングはとても美しく心に響くものでした。

プロジェクションマッピングの美しいMVは他にもあります。

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