TIME COASTERを徹底解説
当記事ではDa-iCEの楽曲「TIME COASTER」のMVをご紹介していきます。
キーワードは「6」。
彼らはグループ名のダイスとサイコロをかけ、親しみを持ってファンを6面と呼んでいます。
そのためこの6という数は、アーティスト本人やファンにとって非常に意味のある数字です。
本作ではこの思い入れの深い数字にちなんだ演出が散りばめられています。
例えば、CDのリリース日はデビューから6年目になる2019年6月6日です。
作中ではどのような演出で登場するのか?
以下の記事本編では、こちらを具体的なシーンと共に解説していきます。
またYouTubeのDa-iCE公式アカウントでは、本作のMVが公開中。
是非本記事と一緒にご覧下さい。
1番を解説
それでは早速、MV本編をご紹介。
ここでは1番から順に説明していくこととします。
時計
イントロは、時計を連想させるカチカチッという音が特徴的。
暗転の中その音だけが響く、印象的な始まりです。
次第に明かりが点り、Da-iCEと彫られた石柄の壁が出てきます。
アーティスト名がしっかりと目に焼き付く演出ですね。
こちらの壁が壊されると、次に姿を表すのが大きな時計。
時計は進むことなく一定の時間を示しています。
上記のシーンで登場した時計と石の壁。
どちらも簡単には壊れない、硬い物質でできたものです。
これらは、6年間築き上げてきた歴史を表現していると考えることができるでしょう。
歌詞に沿ったパフォーマンス
ここから歌詞が始まります。
まずセンターで歌いあげるのは、本曲の歌詞作りに参加している花村颯太さん。
天井を見上げて手を挙げる仕草など、歌詞になぞらえたパフォーマンスが見所です。
これらの動作があることで、作品への没入感が増すきっかけとなっています。
またメンバー全体のダンスシーンの後は、花村さんのソロカットも用意。
彼だけでなく、全体を通してメンバー全員のソロ歌唱シーンがあります。
推しのソロパートを探し、好きな表情を何度も観るといった楽しみ方もできそうです。
ボーカル
メンバーのソロカットの間に登場するのが、2名の歌唱シーン。
グループの中でボーカルを担当する花岡想汰さんと大野雄大さんが歌います。
特に注目すべきポイントは背景です。
サイコロが描かれた白地の壁に、複数の写真が飾ってあるのが分かるでしょうか。
こちらの写真は全てこれまでリリースしてきた作品のジャケット写真。
ファンにとっては、彼らとの思い出に刺さる素敵な演出です。
ではなぜこのような背景が登場しているのでしょうか。
本曲が収録されているのは、渾身のベストアルバム。
そんな特徴のある楽曲ということもあり、彼らの歴史を振り返ることができる形となっています。
一度動画を止めて1つ1つの写真をしっかりと眺めるのも良いでしょう。
またサビはメンバー全員が時計前で踊るダンスシーンが中心。
併せてソロのダンスシーンや、ボーカルの歌唱シーンがリズミカルに展開されていきます。
背景や出演するメンバーが続々と変化する演出。
視聴者を飽きさせない工夫がなされています。
2番を解説
ここまでは、1番で登場する演出について解説してきました。
上記から本MVはダンスシーンを中心とした作品であることが分かりましたね。
ここからは2番をご紹介していきます。
ボーカルとパフォーマー
中トロ冒頭では、パフォーマーの表情に焦点を当てたカットが入ります。
ここまでは笑顔を見せる場面が多かった彼ら。
こちらのシーンでは、全員真顔で真剣な眼差しです。
その後、写真を背景としたボーカル2名のシーンへ続きます。
本シーンは全身が写るように引きで撮られたカットです。
ここから、ボーカルとパフォーマーで少し対照的に描かれているのが分かります。
また2番の歌詞が始まると、パフォーマー3名が1人ずつ登場。
ポーズを取ったり回転してみたり、思い思いの立ち振る舞いを見せます。
背景は科学的な模様の入った黒地のもの。
鮮やかな白や青を基調とした衣装が映える仕様です。
上記のように、1つのAメロ内でもメンバーの組み合わせや背景を変えている本作。
作品の見え方に変化を与えていると考えることができるでしょう。