MAXフルメンバー
早や20数年が経ち、メンバー全員40代に突入しています。
現在J-POP界で20年以上続けている女性の、ダンス&ボーカルグループは存在していません。
今回はオリジナルのフルメンバー4人揃って、約9年ぶりのシングル曲「パルテノン」のご紹介です。
神々しい衣装を纏い、なぜ神殿を背景に艶かしく舞い踊るのか?
「パルテノン」とは一体なにを指しているのか?MVを紐解き、徹底解説いたします。
36thシングル「パルテノン」
2019年6月、36枚目のシングル曲「パルテノン」をリリースしました。
「MAX」としてオリジナルメンバー4人が揃うのは、シングル4曲ぶりとなります。
ここ最近「MAX」の楽曲は、1990年代に一世風靡したユーロビートのような曲調ではありません。
「パルテノン」は、ヒットメーカーの名に違わぬ作曲家の巨匠が提供しています。
ピンク・レディーや山口百恵などの楽曲を手がけた大ヒットメーカー、都倉俊一氏なのです。
それだけで、もう売れるような気がしてきませんか?
楽曲テーマである「大人の女性」にピッタリで、「40歳を越えたMAX」をさらに引き立てている歌詞となっています。
歌詞は、DA PUMP「U.S.A.」などを手がけたshungo.氏が作成しました。
こうなってくると「U.S.A」を越え、デビュー当時のイケイケな「MAX」に再び返り咲いてほしいものです。
キレキレダンス健在のMVからどうぞ
新曲発表のインタビューでは、「DA PUMPを意識している」というようなことも話していたメンバー。
イントロで披露する、ピンク・レディーを思い出させる振り付けがそれに当たるそうです。
この詳細は後ほどご紹介いたします。
MVでは神殿の柱と柱を妖艶にすり抜け、優雅に舞い続ける4人の姿はまさに女神のようです。
「パルテノン」という壮大なタイトルを体全体で表現し、楽曲のテーマでもある「大人の女性」にマッチしています。
パルテノンとは?
女神を祀る「パルテノン神殿」
パルテノン神殿は、ギリシャ・アテネのアクロポリスの丘の上に古代ギリシャ時代に建設されました。
ギリシア神話で存在していたとされる、女神アテーナーを祀る神殿です。
狩猟を司る女神など、それぞれの女神が象徴とする守護を歌詞に落とし込んだのでしょうか。
イントロで「フクロウ」が狩りをする比喩の歌詞は、ここからきていると考えられます。
「MAX」の4人を女神達になぞらえ、より神々しく魅せるダンスの演出になっているのです。
女神の神殿
どうやら「MAX」の4人を、それぞれの守護をもつ女神に当て嵌めていることが解りました。
それはギリシャ神話に言い伝わる、男女6人ずつの神々「オリュンポス12神」を指しているのです。
パルテノン神殿に女神達が集まり、妖艶に語り合っている様子の一部分を切り取ったかのように思えませんか?
大人の女性を体現するダンス
大人の恋愛と駆け引きを描写している振り付け
「MAX」のイメージといえば、やはりダンスです。
これまではテンポが速い曲調が多く、ダンスも激しいので歌詞に集中できず動きに釘付けとなってしまいます。
「パルテノン」は、今回のテーマに沿った歌詞とダンスに仕上がっているのが魅力です。
割愛しながらですが、ダンスと振り付けを交え歌詞も解説していきます。