『いたいいたい』はどんな歌?

コレサワ『いたいいたい』は、女の子が抱える複雑な恋心を歌った楽曲となっています。

自分の過去・現在の恋愛と重ねてしまうという感想も多く、女性ファンの心をつかむ曲です。

本当に好きになれる人に出会い、その人に愛されたい。

本当の自分を愛してくれる人と幸せになりたい。

そんな理想の恋を夢見る女の子。

この曲では、運命の恋を追い求めながらも、日々の寂しさを拭いきれない女の子の恋愛が描かれています。

『いたいいたい』の歌詞を解説

女の子の微妙な恋心を表現している、と評判の『いたいいたい』。

いったいどんな歌詞となっているのでしょうか。

歌詞の意味の解説とともに、ご紹介していきたいと思います。

1番

恋が始まるような
キスは知っていたけど
夢から覚めてしまうキスが
あること知った

出典: いたいいたい/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ

キスをして、心がときめいて、恋が始まる。

そんなスタートの恋愛もあると思います。

しかし、好きと思ってキスをしてみたけれど、頭の中には他の人が浮かんできてしまう。

単純に心がときめかなくなってしまう。

そんなことから、恋心から覚めてしまうこともあるのです。

キスをしたり触れ合うことは、女の子にとって自分の気持ちを確かめる行為となることも…。

重なってくたびに
削れてくのはどこ?
止められるのはきっと
君だけなのに

ほらこのSOSは届かない
お願いもう

出典: いたいいたい/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ

男の人と関係を持つたびに「何か」を失っている感覚に襲われます。

しかし、その「何か」がわからずに、関係を持つことをやめることもできません。

それは、たとえ誰と関係を持っても寂しさや心の穴を埋めることができないからです。

想い合う人と愛し合えば、きっと寂しさも心の穴も消すことができるのに。

女の子はずっとそれができないまま、寂しさを埋めてくれる相手を今日も求め続けてしまうのです。

サビ

いたいいたいいたいの飛んでけって 誰かにされたい
弱い弱い弱い女ごころ 1人じゃ手に負えないよ
昔ちょっとキスしたあいつと 今会えたら
どうしようなんて前みたいに 悩んだりしないかもね

出典: いたいいたい/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ

自分の気持ちや寂しさ、傷を見つけてほしい。

そして、傷を癒して大切にしてほしい、愛してほしい。

「誰かに見つけてほしい・気づいてほしい」というのは、女の子特有の寂しさから来る感情です。

自分から見せることのできない弱みに気づいてくれる王子様をずっと探しているのです。

女の子が抱える寂しさ承認欲求は、自分1人で対処できるものではありません。

誰でもいいから傍にいてほしい。

そんな気持ちも、本当は1人だけの王子様がいてくれればいいのです。

2番

百均のコスメじゃ
もう何も隠せない
止められるのはきっと
君だけなのに

でもこのSOSは届けない
しかたがないですよ

出典: いたいいたい/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ

女の子にとってメイクは欠かせないものです。

そんなメイクのためのコスメは、高級なものや自分の好きなものを使いたいのは当然ですよね。

しかし、消耗品でもあるコスメを、とりあえず百均のものでそろえている。

そんな女の子も少なくないと思います。

今までは出来合いで十分だったものも、だんだん満足ができなくなってきます。

お手軽品じゃたりなくなってしまったここのシーン。

これは、適当な男性ととりあえず関係を持ち続けてきたが、結局それではもう満足できない。

そんな女の子の心を表現しているのではないでしょうか。

”止められるのは君だけ”というところからも、運命の王子様の存在を求めていることがわかります。

女の子が本当に求めているものは、毎日の関係を持ち続ける男性とは別のところにあるのです。

心を突き刺す歌詞

自分のこと 大切に出来ていないのに
誰かに愛される わけがないでしょう

出典: いたいいたい/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ

ここの歌詞はとても心に刺さる、という女性ファンの声も多く上がっています。

むやみに関係を持ち続け、一瞬のぬくもりに縋ってしまう女の子。

そんな行為を繰り返して、女の子は結局自分を傷つけてしまうのです。

自分のことを大切にできないまま、軽い女の子のイメージがついてしまいます。

近寄ってくるのは、そんな軽い女の子と遊びたいだけの軽い男の子ばかり。

こんなままでは、結局誰からも本当に愛してもらうことはできません。

女の子は、そんなことも心の中ではわかっているのです。