驚きと発見の日々
新しいことばっかり
溢れてるのよ
Everyday (Everyday)
見逃したらきっと一生
後悔をしちゃうかもね
キミと私が欲しいものは
麗しき Memories...
That's it!
そうよ! つまんない
Life style じゃ
つまんないオトナになるのよ
出典: Anniversary!!/作詞:花空木 作曲:SKY BEATZ,FAST LANE,LISA DESMOND
2コーラス目のサビにあたる部分です。
私たちにとって訪れる毎日は必ず「新しい」もの。
一見単調な日々も、見方を変えれば全てが新鮮なものなのです。
ここでの主人公はそんな毎日をまるで「滅多に見られない特別な風景」と捉えて語ります。
繰り返す毎日はありふれたものではなく驚きと発見がある特別な日。
それこそが本作のタイトルになっている「Anniversary」を意味するものなのだと感じます。
そんな記念日を「見逃さずに楽しんでいこう」と説く主人公。
今を精一杯前向きに生きれば、希望に満ち溢れた将来を迎えられると伝えてくれています。
特定のひとりに向けたメッセージ
Happy days happy end
映画の中で
見たことがある場面全部
経験したい With you
出典: Anniversary!!/作詞:花空木 作曲:SKY BEATZ,FAST LANE,LISA DESMOND
2コーラス目のサビからつながるブロックの歌詞です。
ここで主人公は、改めて特定の相手を対象としてメッセージを伝えています。
「映画の中」とは「特別なもの」を表現する言葉。
「スペシャルな毎日をこれからも一緒に過ごしていきたい」というセリフは、特別な彼に向けた告白です。
このブロックから間奏を挟み、曲はエンディングに向かっていきます。
「Anniversary!!」の歌詞まとめ
本作の舞台となっているのは、冒頭で述べたとおりみんなが集まるパーティーの場面です。
そこに登場するのは「オープンカー」や「砂漠の風景」。
普段は目にすることのできないものばかりです。
反面で、これらを「自分の心を通して見えた風景」とも捉えることができます。
例えば、仲間と乗り込むレンタカーの車も心持ちひとつでリゾートにあるオープンカーのように感じられるもの。
見慣れた夜空も、前向きな心があれば砂漠から眺める星のようにキラキラと輝いて見えるはずです。
アニバーサリーという言葉には「記念日」という意味以上にそんな「楽しむ気持ち」という意味が込められていると感じます。
歌詞に登場するように、変わり映えのしない日々もそんな主人公にとっては「Paradise」なのです。
本作で描かれているような、「何ごとも楽しんでしまう姿勢」で日々を暮らしていければ、これほど素敵なことはありません。
描かれている「成長」
上記でもお伝えした通り、本作からは「仲間の中にいる彼」という裏テーマも感じられます。
冒頭の歌詞で「ヒトリ、フタリ」と集まるみんなのなかに居る「キミ」。
この主人公は、もしかしたらそんな「彼」の存在によって前向きになれているのかもしれません。
「つまんない時計」や「つまんない Life style」の描写から感じ取れるのは、何かを悟った主人公の姿。
これ以前の彼女はどこか自分に自信が無くて、後ろ向きな気持ちで日々を過ごしていたのでしょうか。
彼女にとって彼は、単調な毎日をまるで「記念日」のように変えてしまう特別な存在なのでしょう。
本作には、そのような「人間としての成長」もあわせて描かれているのだと感じます。
「Anniversary!!」のMVをチェック!
海辺のコテージがそのパーティの舞台となっています。
夏をイメージした楽曲ということで、メンバーみんなの衣装も夏の装い。
それぞれが、普段着に近いカラフルなファッションに身を包んでいます。
グループダンスの背景となっているのは芝生の広場。
サマーベッドに座り、普段あまり見ることのできないスタイルのダンスを踊る彼女たちの姿も楽しめます。
「1分49秒」あたりに映るラグマットのシーンは歌詞の通り星空を見上げる彼女たちを描いたもの。
暗がりで光るロマンチックな照明と、メンバーみんなの飾らない笑顔に注目です。
「Anniversary!!」の概要
「Anniversary!!」は2015年にリリースされたシングル曲。
翌年にリリースされた「E.G. summer RIDER」とあわせて、「E-girlの夏ソング」として代表的なものとなっています。
本作の作詞担当としてクレジットされている「花空木」という名前は、作詞家、小竹正人さんの変名です。
E-girlsの所属する事務所「LDH」の作詞家として、EXILE関連の多くのグループに歌詞を提供しています。
小竹さんと言えば少し切ない雰囲気のある歌詞が特徴で、三代目J Soul Brothersの「花火」などはその代表的な例です。
本作にも、楽しげな雰囲気の中に小竹さんらしい言葉遣いがいくつか含まれていると感じます。