希望に満ちた歌
バンドメンバーの復帰を祝して
【アメイジングレース】は2020年6月3日にリリースされました。
go!go!vanillasのメンバーである長谷川プリティ敬祐さんが負傷した事故後初めての楽曲です。
この楽曲は、プリティさんの復帰を祝して作られたもの。
また、完全限定生産版に「おはようケイスケ〜306日の軌跡〜」が収録されています。
ステージに復帰するまでの長い期間をドキュメンタリー映像として残したのです。
信じて待っていたプリティさんの復活ライブは、ファンのみならずメンバーも喜んだことでしょう。
作詞と作曲は、ボーカルの牧達弥さんが行いました。
Music Video
終始楽しそうに演奏する姿は、仲の良さが伝わる素敵なMVです。
ワクワクするような希望を胸に「これからも挑戦していく」というような姿勢を感じます。
go!go!vanillasは困難に立ち向かい前を向き続けた。
この楽曲に込められた思いは「希望」や「愛」のように心に響く温かいものです。
そんな温かいものを胸に「未来」へ思い切ってやってみるぞ!という意気込みが伝わります。
過去に囚われないで
あの頃はよかった
あの時はこの時はって語ってるように
そう僕らはずっと昔を羨む
出典: アメイジングレース/作詞:Tatsuya Maki 作詞:Tatsuya Maki
辛いことや不安なことが続いたとき、過去に囚われてしまうことがあります。
このシーンでは「あの頃はよかった」と懐かしむ場面。
しかし2行目の歌詞を読み取ると「あの頃はよかった」と懐かしむだけではないようです。
「羨む」とあるように少なからず「戻りたい」と思っているのでしょう。
それくらい今の状況は、この楽曲の主人公にとって悪いのかもしれません。
遭遇してみてわかること
その時が来るまではわからないことばかり
心配ないよなんて言えないが
出典: アメイジングレース/作詞:Tatsuya Maki 作詞:Tatsuya Maki
今の状況は、いいものではなく悪いものと上記で説明しました。
しかしこの場面では「決してそうなるとは限らない」と前向きな印象を感じます。
その理由は1行目にある歌詞を読み進めるとわかるでしょう。
上記の歌詞の内容は「今の状況は辛く、過去に戻りたい」と伝えていました。
しかし、行動してみればその状況が変わるかもしれないとこの場面では伝えています。
この先の未来が「辛い」か「幸せ」か、これは遭遇してみなければわからないです。
そのためこのシーンは「前に進んでみよう」と背中を押してくれているのでしょう。
2行目にあるように不安を完全に拭うことはできません。
このシーンは「それでも進むことで今の状況が変わる」というようなことが読み取れます。
大事にしたいこと
大切なことはなんだ?
人を蹴落として笑うのか?
どんな未来を待った?
違うあぁ思い出したんだ
出典: アメイジングレース/作詞:Tatsuya Maki 作詞:Tatsuya Maki
このシーンは、人間として主人公が大事にしたいことを表現しています。
2行目にある歌詞には、人間の愚かな部分を示しているのでしょう。
そして3行目は今の状況を後悔している様子です。
思い返してみれば、自分は周りの人にとって嫌な奴だったのかもしれない。
だからこんな辛い事態になったのではないだろうか。
このように自分の行いを恥じているのでしょう。
そして「こんな未来を望んでいたわけではない」と主人公は感じます。
そのあと、4行目の歌詞にあるように「夢」を取り戻すことができたのです。