振り返る時間は自分のため

あれから何年時は流れ 眺めた景色変わらぬままで
焦って 「夢って??」 悩み抱いて
見切り発車で始めた中で
汗かいて 夢抱いて ガムシャラにやれた俺らが居て
今はそれぞれ別々だけど たまにあの頃を思い出すよ

出典: 手紙~君たちへ~/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

日が暮れるのも気が付かずに、夢中になれることがあった。独りではなく一緒に夢中になる仲間がいてくれた。

自分が大人になった自覚なんて無いけれど、確かにあの頃とは違う世界にいます。

結果を出すことなんて考えもしなかったけれど、ミンナが同じ方向を目指していました。

未来をまともに見ようとしなかったけど、目指す場所にたどり着くため、全力で走っていた日々

全てを分かち合った仲間とは、当時のように汗を流すことはもうありません。

あの時の何もかもが過去のことだけど、自分にとっては思い出したい過去です。

自分あてにも書いている

読まれなくても構わない

元気かどうかは分からないけど 返事のいらない手紙を書くよ
君の街まで聞こえますように、、、
風の便りに聞いた噂話 懐かしい 思い出に花を咲かし
あの日の君の声がする

出典: 手紙~君たちへ~/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

下を向いたままの心は、過去ばかりを追い求めます。前を向くためにはまだ時間が必要です。

笑顔で輝いていた過去に戻りたい、そこに居た自分を取り戻したい。

自分の心の中にあるモヤモヤを解消したい時、紙に書き出すという方法があります。

過去ではない方角を向くために、過去に一緒にいた仲間あてに手紙を書くことにしました。

仲間内から伝言ゲームのように伝わってきた噂は、あまり聞きたくない話なのかもしれません。

自分だけではなく、かつての仲間もモヤモヤを抱えていることだけは、明確に伝わってきました。

手紙を受け取った相手は返事どころか、もしかしたら封筒を開けることさえしないのかも…。

そんなことはまったく気にしないで書く手紙は、自分の心にも届きます

自分の幸せは自分でつかむ

【GReeeeN/手紙~君たちへ~】感動の歌詞を解釈!返事のいらない手紙に込められた思いとは?の画像

カタカナの輝き

「今も僕らはあの頃の笑顔で 誰かに笑えていますか?」
「何処かの街角で ミンナ幸せに、、、」
いつか逢えるその日まで

僕なりに色々あったけど 相も変わらず元気でいるよ
あの制服脱いで僕ら何年? 生活の違う日々の中で
あの頃 見た シタ 事の全て
心を満たした 時をうめて
アリガトウ 今の僕を作る
明日も 足を止めずに歩く

出典: 手紙~君たちへ~/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

自分が笑えないのなら、君に笑っていて欲しいと願う資格は無いのでしょうか。

自分も自分に問いかけます。誰かに本当の笑顔を見せているのか。

GReeeeN歌詞は気持ちよくカタカナが入ります。

みんなを漢字にすると皆という一文字になりますが、カタカナは『ミンナ』。

『シタ』『アリガトウ』のカタカナも、リズムを作って、輝く様に埋め込まれています。

平凡な毎日だけど、沢山の辛いことを乗り越えた心に光が当たりました。

幅広い年代にGReeeeN

“あの制服脱いで”の歌詞はまず高校時代連想させます。でも幼稚園にも職場にも制服があります。

同じ制服を着て同じ場所で過ごした時間は、心に焼き付いています。

卒アルを見れば制服を着ていた時代にすぐに戻れるのは、どの年代にもあるノスタルジー

GReeeeNの曲が幅広い年代に愛されている理由は、こんなところにもあるのでしょう。

自分への問いかけで心はもうこれ以上、下を向くことはありません。

乗り越えて立ち上がる

【GReeeeN/手紙~君たちへ~】感動の歌詞を解釈!返事のいらない手紙に込められた思いとは?の画像

過去も今も未来も笑顔で

「今も変わらないあの頃の笑顔で 誰かに笑えていますか?」
「何処かの街角で ミンナ幸せに、、、」
いつか逢えるその日まで

僕らあの頃と 変わらずに笑おう
さあ 止まらずに歩こう 明日に立ち向かおう

出典: 手紙~君たちへ~/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

歌い始めの『今も君のあの頃の笑顔で』その次は『今も僕らはあの頃の笑顔で』。

ここでは『今も変わらないあの頃の笑顔で』と心の変化をつづります。

落ち込んで弱気になっていたメンタルは、自分を見つめ直して、もっと下に落ちていくことを止めました。

輝いていた時代を思い出すなんて、少しカッコ悪いと思いがちですが、そんなことはありません。

例え過去に戻ったとしてもそこから、リスタートをすれば良いのです。

ホントは手紙を待っている?