アルバム「塩、コショウ」に収録された曲
GReeeeNの名曲が詰まったアルバム
「空への手紙」が収録されているのは、GReeeeNの3枚目のアルバム「塩、コショウ」です。
PVがついたDVD付きの初回限定盤A、隠しトラックがある初回限定盤B、通常盤の3種類を発売。
「空への手紙」はアルバムの12曲目に入っている曲で、タイアップなどはついていないにもかかわらず、ファンから長年愛されている曲です。
その理由は、メンバーHIDEがファンへの思いを込めて、長い時間をかけて作った曲だからです。
GReeeeNの曲の中で、一番思い入れがあるとコメントしたこともある「空への手紙」という曲。
今回は「空への手紙」のエピソードと、歌詞の内容について徹底解釈していこうと思います。
1年以上かけて作られたHIDEの思いがこもった曲
GReeeeN史上一番思い入れがあると語った理由
GReeeeNのメンバーがしているブログで、「塩、コショウ」の内容について触れている記事があります。
その中でHIDEは、「空への手紙」がGReeeeN史上一番思い入れがあるかもしれないと書いています。
日々ファンからコメントやファンレターをもらっているGReeeeN。
その中に、亡くなった子どもや恋人がGReeeeNのことが大好きでしたという内容や、お葬式で好きだった曲をかけさせてもらいました、といった内容のものが入っていたそう。
たくさんの人に愛されていたという事実、そして最後まで自分たちの曲を使ってくれているという内容。
もらったたくさんのコメントやファンレターを受けて、真面目に真っ直ぐに作った曲が「空への手紙」なのです。
自分たちの歌で、何かが変わるとは思えないけれど、作らずにはいられなかったともコメントしています。
大好きなGReeeeNが自分のために曲を作ってくれた、その事実が何よりの恩返しになっているのではないでしょうか。
「空への手紙」の歌詞を徹底解釈!
突然の別れがやってきたとき
今日はいつもよりもまぶたが腫れていて
心ではどしゃぶりの雨が降っていて
耳を疑った 信じたくないリアルが今は目の前にある
出典: 空への手紙/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
突然別れの知らせをもらったとき、まずは信じたくないという気持ちがきますよね。
どうして?なんで?いきなり?と頭が混乱してしまって、とめどなく流れる涙。
本当は嘘だったら良いのになという真実と向き合うのです。
何がなんだかわからない日々 「心」全て失い泣いて
涙が枯れることはなくて こんな姿ばっか見させてごめん
出典: 空への手紙/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
急な別れに心がついていかず、泣いてばかりいる日々。
本当は泣きたくないのに、ふとアナタのことを思い出しては、涙が流れてしまう。
アナタはきっと、泣いている私の姿を見たくはないだろうなとわかっているけれど、まだ強くなれない。
独りぼっちの旅に出かけ 寂しかったり辛くない?
アナタが泣いていると ほら この雨に変わるでしょう
出典: 空への手紙/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
今までずっと一緒だったから、独りぼっちになって寂しくないかな。
辛いことはないかなと、アナタのことを考えてばかり。
寂しくて寂しくてどうしようもない、大切な人を亡くした人の悲しくて切ない感情が書かれています。
変わってあげられたらどんなに良いか、一緒に行くことができたらどんなに良いか、と考えることもあるでしょう。
変わることのない真実の前で、泣いてはアナタのことを想うしかできないのです。
アナタの姿を探してしまう
志なかばで 忘れ物ばかりで やり残したことがきっと悔しいよね?
夢を追いかけているアナタの姿は 今でもこの胸に輝いている
あの日の声が聞こえてます あの場所を思い出します
相変わらずの景色の中に アナタがいないから何か違う
出典: 空への手紙/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN