【WOW WAR TONIGHT /H Jungle with t】今こそ名曲の歌詞の意味を考える

英語部分は「大丈夫。いい方向に向かうようにやっていればきっと良くなるよ」そう言ってくれています。

カラオケでラブソングを歌うときってその中に好きな人がいるのが定番ですよね。

目的があって懸命にやっていることは無駄にはなりません。

例えその恋がダメになったとしても、あなたの一生懸命は消えないのですから。

寝る前にぼーっと夜空を見上げる主人公。

でも寝るためだけに帰るんじゃなくて、ほんの一瞬、自分を見つめる時間を持とうよという提案です。

鏡を見て「今日もよく頑張った！　おやすみ！」そう言ってあげてはいかがでしょうか。

特に自己評価が厳しい人はつい反省ばかりをしがちです。

気分を上げるには小さなことでも「よくやった！」と自分を褒めるのが大事だそうですよ。

そうやって本来の自分らしさを取り戻せば、自然に仲間は増えてきます。

逆境にくじけそうになる時も信念を持ってまずは走ってみましょう。

確かな思いはきっと強い力になります。

そして精一杯頑張ったらたまにはひと息入れて、旧友と飲むものいいじゃないですか。

そうしていればきっと自分の目指す方向に近づいて行けるはずです。

だから今夜も戦っているのです。

永遠に、自分のために戦うのです……。

平成の今は働き方も多様性を見せています。

ですがこの時代はやはり「男性はサラリーマンとして働く」のが一般的でした。

そんな彼らに「たまにはひと息ついてもええんちゃう？」と語りかけるには誰がいいか？

そう考えて小室さんは浜ちゃんにこの歌を託したのでしょうね。

歌の最後、相方・松ちゃんが浜ちゃんとの思い出を語っています。

松ちゃんは自由に話していますが2人の歴史を語ることで絆が感じられ、歌のリアリティが増しています。

自由を夢見つつ、戦うことからは逃げられないサラリーマンへの応援ソングにふさわしい1曲です。

2018年に引退を表明した小室さん。

作品集として豪華100曲ベスト盤が6月に発売されました。

「K盤」と「T盤」と名付けられ、それぞれ4枚組の大迫力です。

「WOW WAR TONIGHT」はグリーンが鮮やかな「K盤」の方ですね。

2ndシングル「GOING GOING HOME」も同じディスクに収められています。

90年代を彩った安室奈美恵、TRF、篠原涼子、華原朋美など豪華なラインナップ！

小室さんの代名詞であるTM NETWORKや渡辺美里さんの楽曲ももちろん入ってますよ。

「H Jungle with t」としては3枚のシングルが発表されました。

「WOW WAR TONIGHT」は213万枚の大ヒット！

でも3枚目の「FRIENDSHIP」はあまりセールスが奮いませんでした。

でも小室さんは当時、この曲をとても気に入っていると言っていたのです。

セールスのために言っているのかと思っていましたが、この曲は「T盤」に収録されました。

3枚だけのシングルのすべてがベスト盤に収録されるってすごいことですよね。

小室さんご自身がこのユニットを本当に気に入ってのびのび楽しんでいたのでしょうね。

1980年代の曲も違和感なく聞けるのはやはり小室マジックのなせるワザ。

さすが巨匠と思わせてくれます。

2011年に結成され人気上昇中のダンスロックバンド「DISH//（ディッシュ）」。

リーダーの北村匠海さんが映画「君の膵臓をたべたい」に主演し話題になりましたね。

その後連続ドラマ「隣の家族は青く見える」でゲイの朔役を演じて急速に注目度が上がりました。

そのDISH//が8枚目シングル「HIGH-VOLTAGE DANCER」のカップリングでこの曲をカバー。

限定盤AとB、そして通常盤の3タイプがリリースされました。

この曲が収録されているのは「通常盤」です。

原曲の動画と比べていかがでしたか？

浜田さんが歌っていると小室さんの狙い通り「30代男性への応援歌」ですよね。

でもDISH//が歌うと10～20代に生き方を提案しているように聞こえてきます。

やはり歌というのは歌う人、歌い方によってターゲットが変わるのですね。

でもラップ部分「B U S A I K U H A M A D A」まで几帳面にカバーしていて……。

メンバーやマネージャーの名前を入れてオリジナリティを出しても面白かったように感じました。

ともあれ、ずっと歌い継いでほしい名曲ですのでDISH//の力を借りて若い人にも広がったら嬉しいです。