この「どうせ夏ならバテてみない?」のアートワークはMVの世界を切り取ったものとなっています。
この曲のMVではプールに浮かべた四畳半を彼との部屋に見立て、ノリの悪い彼氏を説得する様子が描かれています。
それでは、楽曲で展開されるストーリーを順を追って見ていきましょう。
A~Bメロ:四畳半での彼氏との問答。
A~Bメロでは主人公ましのみと彼氏の問答が四畳半の部屋で繰り広げられます。
彼とのお泊りに浮ついて彼にじゃれるましのみと、どうにもノリの悪い彼氏。
どうやらなにか彼女に隠し事をしているようです。
ましのみの彼氏に対する不満は、サビに向けて高まっていきます。
サビ:パジャマ姿でプールに飛び込むましのみ。
MVのサビでは不満の爆発したましのみが四畳半からプールへパジャマのまま飛び込みます。
しかも背中からプールへダイブ。
なかなか勇気がいりそうです。
2番のサビでは水中で目を開けて歌うなど、ましのみ、なかなか身体を張っています。
平然と歌うのではじめCGを疑いましたが、どうやら本当に水中で歌っているようです。
プロ根性がすごいです。
ラスサビ:水着ダンサーと立ち尽くす彼氏。
楽曲終盤、ラスサビの場面はなかなかシュールです。
目覚めた彼氏は、ましのみの姿がないことに気づき必死に探します。
彼氏がふすまを開けた先には水着姿で踊る男女のバックダンサーをつけたましのみの姿。
四畳半の上で呆然と立ち尽くす彼氏と、パジャマ姿で熱唱するましのみ。
これをシュールと言わずしてなにがシュールなのでしょうか。
この対比が、楽曲自体の明るい音色と暗い雰囲気のコントラストにも重なって独特の世界となっています。
覚えて踊ろう「どうせ夏ならバテてみない?」ダンス!
実はこのMV終盤のダンス、YouTubeにましのみ本人によるレクチャー動画が公開されているのです。
ましのみ本人が、楽曲に合わせて丁寧に振り付けをレクチャーしてくれています。
かわいい振り付けのこのダンス、ぜひ覚えてライブで踊ってみてはいかがでしょうか。
レクチャー動画ではましのみの特徴的な早口も堪能できます。
この早口のトークや「ましらっぷ」と呼ばれるラップ調の語りも彼女の魅力のひとつですよね。
ましのみの今後の活動から目が離せない……!
まだデビューから間もないながらも独特のキャラクターと美貌で注目のシンガーソングライターましのみ。
彼女の楽曲も非常に完成度が高いものとなっています。
キーボーディストならではの表情豊かな音作りや凝ったコード進行、しかし分かりやすくポップなメロディ。
彼女の1stアルバムも粒ぞろいです。
ましのみの楽曲は真似しようと思ってもできない、独特なセンスに溢れています。
歌詞も、口に出して歌ってみたくなるような言葉を選んで使っていて巧みです。
かわいらしさの裏に隠された驚くべき作曲スキルには、目を見張るものがあります。
今後のましのみの活動に注目です。